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価値観の違う人から学ぶべきこと
恋人、配偶者、家族らと、趣味や性格が合わなくても何も問題ありません。
むしろそれでもあなたと一緒にいてくれることを感謝すべきです。
そして、自分にはない価値観を大いに学びましょう。
*
どうも、食べ物より人間の好き嫌いの方が激しいタカハシです(笑)
というわけで、今日は大事な人と価値観が合わなくて悩んでいるあなたへ送るお話です。
ちょこちょこ聞いたことがあるかと思います。
「別れの原因は性格の不一致です」って。
あとは「価値観の相違」とかね。
おそらく、異性との別れの理由として第一位と二位がこれじゃないでしょうか。
でも、ハッキリ言って「そんなわけねぇだろ!」と、僕は思ってしまいます。
良いように言うなよと。
人を好きになるのに理由なんてないように、嫌いになることにも理由なんてありません。
たとえきっかけはあってもそれはあくまでもきっかけで、最終的には顔も見るのが嫌とか、同じ空気を吸うのも嫌とか、なんかもうそんなざっくりとした理由で嫌いになったりするものです。
話を戻しますが、あなたも恋人や配偶者の方と意見が合わなくて「この先一緒にやっていけるのか不安…」と思ったことが一度や二度くらいはあるのではないでしょうか?
僕は奥さんに対して一日に2〜30回は思ってました(笑)
「おまえ人間の血が通ってんのかよ!」と思うくらい価値観が違います。
当然趣味も違えば、発言も全くタイプが異なります。
正直ここまで合わない人は同性、異性を合わせても初めての経験です。
でも僕らは結婚してしまいました。
夫婦ですからそう簡単にはくっついたり離れたりはできません。
僕も一時期は相当悩み、人に相談し、身体も壊しました(笑)
それが今では「この人はきっとオレの運命を大きく変えてくれる人だ」と全幅の信頼を寄せるまでに挽回しました。
それは僕がある考え方ができるようになったことからです。
*
人それぞれ好きなことと、嫌いなことがありますよね。
僕は人一倍多いと思います。
たとえば旅行。
おそらく日本人の8〜9割の方は「旅行はお好きですか?」と聞かれたら「はい、好きです」と答えるのではないでしょうか?
中には「宝くじで〇〇万円当たったら世界一周の旅がしたい」なんて夢を抱く人もいらっしゃるかもしれません。
でも僕は全く旅行に行きたいと思いません。
むしろ、時間とお金がもったいないとすら思っちゃいます。(あ、決して性格がひねくれてるわけじゃありませんからね)
単純に優先順位が低いだけなんです。
たとえ今100万円もらってもよほどの理由がない限り旅行になんてまずお金を使いません。
確実に物を買います。
そもそも旅行なんて行かなくたってその土地に何があって、何が名物かくらいググればすぐにわかるじゃないですか。
食べ物だって大食いの僕からすれば観光地のものはどれも高いし、一人前じゃ絶対にお腹いっぱいになんてなりません。
思い出もいずれ忘れちゃうし、写真などにいたっては撮ったところで満足して、二度と見返すことなんてありません。
だったらそんなことに時間とお金を使うより物を買って形としていつまでも残そう。
そう思っちゃうタイプです。
しかし、そういう僕に対して奥さんは「そんな人生生きてて何が面白いの?人生一度きりしかないのに損してるよ」と言って二人でよくケンカになります。
なんせ奥さんにとって唯一にして最大の趣味が「旅行」だからです。
彼女は毎年コツコツと貯めたお金で旅行へ行くのが生きがいで、これまでに世界中のあちこちへ行ってきました。
ちなみに僕と結婚してからは、二人で行った旅行はわずか二回。
それも国内で、どちらも本州から出てません。
当然奥さんは物足りなかったはずです。
僕だって決して旅行が嫌いだと言ってるわけではありません。
それなりに楽しめますし、実際行けば楽しかったです。
ただ、「このお金が自由に使えたらもっと別のことに使いたかったなぁ…」と心の奥の奥で思ってしまうのは正直なところです。
男友達にも同じように旅行や海が好きなやつがいて、毎度僕を誘ってくれるのですが、これまでに一緒に行ったのは、ディズニーシー一回きりで、その時もファストパスまで取ったタワー・オブ・テラーを乗らずに帰ってきました(笑)
こうやって話すと僕ってめっちゃつまらない男みたいに思われちゃうかもしれませんが、決してそんなことはありませんからね。
名誉のために言わせてもらえば、あくまでも「わざわざ高いお金を払ってまで遠くへ行くことをもったいない」と思うだけで、実際は「近場でも君さえいてくれたら僕は十分幸せだよ」という超コスパの良い男なんです(笑)
他に何もいらない。あなたさえいてくれたら。
それを地でいく男、それが僕です。
*
すいません、どんどん話が逸れていきましたね。
僕がある時から価値観の違いをすんなり受け入れられたそのきっかけというのが、僕の趣味である「本に対する考え方の違い」に気づいたからです。
よく読書が趣味の人は「本はたった1500円で作者の何十年もの努力や苦悩が買えるんだから安いもんだよ。こんなにコスパの良い勉強はないよ。」と言います。
ところが、本が嫌いな人からしたらわずか100円でも払いたくないと思うものです。
「そんなの読まなくたってみんなタダでネットに出てるじゃん」って。
読書好きの人がいくら「いやいや、ページをめくる感触とか紙の匂いとかさぁ〜」なんて語ったところで全く響きません。
それって僕が「5万円でヨーロッパへ行けるんだよー!すごくなーい?」と言われたところでなんとも思わないのと同じです。
ここであることに気がついたんです。
それは、僕には旅行の楽しみは理解できないけど、価値は理解できるということです。
そう。僕だって旅行に行って非日常を味わうことで人生が豊かなものになることくらいわかります。
そして、僕に最も足りないのがそういった実体験とそれに対する興味関心だということも。
つまり、奥さんと僕ではお互いに優先順位が違うだけなんです。
ここであなたも考え方を改めてください。
相手が「自分の代わりに体験してくれている」と考えてみてはいかがでしょうか?
そう思うことでグッと相手への理解が深まりませんか?
相手は自分の嫌いなこと、どうでもいいと思うことを代わりにやってくれて、自分の代わりに見聞を広げてくれている。
そして、自分はそれをタダで聞かせてもらってるんだ。
僕はそう思えるようになったんです。
以来奥さんの時間、経験、お金。それは僕にとっても必要経費だと思えるようになったのです。
*
このように、価値観が違う人に対していつも「自分にないものを与えてくれる人」
と、思えることであなたには感謝の気持ちが芽生えます。
そして、自分とは考え方が合わないこともすんなり受け入れられるようになります。
僕も今ではいろんな面で破天荒な奥さんに対して「僕の代わりに様々な慣例や常識の殻を破ってくれている」とさえ思えるようになりました(笑)
(僕もいよいよ末期か…)
まとめると、あなたにとって価値観の合わない人は決して悪い人ではありません。
たまたまあなたに相手を理解する力がなかっただけで、お互いの人格まで否定するほどのことではありません。
安心して「あなたにない見聞を学ぶ絶好の機会だ」と思ってとことんまで話を聞きましょう。
それはきっとお金を払っても体験できない特別なエピソードなはずですから。
まずは頭ごなしに相手を否定するのではなく、一旦すべて話を受け入れ、
何が自分にとって足りないことなのか?
何を新たに吸収すべきことなのか?
それらを取捨選択していく力を身につけましょう。
ちなみに、パートナーと円滑に事を進めるために大事なことは、相手を褒めておだてることですからそれだけはくれぐれもお忘れなく…(笑)
それではまた!
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