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斉藤 夏輝
2022年7月25日 20:41
高校二年生の秋。この年の文化祭を、忘れることはできない。僕が所属していた学級ではストラックアウトやら何やらを出し物として行った。その「何やら」については、忘れた。羞恥と共に吹き飛んだのである。ストラックアウトとはご存じ、バッティングセンターの一番端にある的当てゲームである。弓道部に所属し、大の野球ファンの僕からすれば、ストラックアウトは輝ける場所だった。迎えた文化祭当日。学年を問わず僕
2022年7月18日 20:32
脱毛が巷で流行の兆しを見せている。永久脱毛をしてしまえば、「毎日髭を剃る時間がなくなります!」とか、「爽やかで清潔感のあるイケメンになれます!」とか、「長期的なコストが抑えられます!」とか、諸々のメリットがよくYouTubeの広告で流れてくる。たしかに髭が永久に生えてこなければ、それはそれは便利なことであるとは思うのだが、「髭」という19世紀には権力を表すその象徴たるものを失わなくてはならない