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お悩み事例2「母が帰省すると無限に話してくる件」

ノームの人間関係お悩みショートラジオ第2弾

みなさんこんにちは、僕のnoteを読みに来てくれてありがとうございます。

カウンセラーが人間関係のお悩みにアドバイスを送るショートラジオのコラム化第2弾目です!  みなさんの生きやすさや人生を向上する糧にしてもらえたら嬉しいです。

さて、早速今回のお悩みはお母さんにまつわるエピソードです。


お悩み「母が帰省すると無限に話してくる件」

40代男性
非常に話をしたがる母のため、帰省すると、ずっと息子の自分に話かけてくる。
内容によっては良いのだが、人の悪口や妻の親の悪口のような?ものも言ってくる場合もあったので、帰省すれば口喧嘩になり半年程度連絡を取らない期間もあった。

最近は普通通り話をする仲に戻っているのだが、家族とうまく関係を築く方法はないのだろうか?70超の母親なので、性格も変わらないため、つかず離れずをキープすることを大事にしている。


実母との関係を円滑にするためのコツ

母親との関係は時に複雑で難しいものです。特に、実母が非常に話したがりで、内容によっては悪口やネガティブな話題も多い場合、その関係をどう保つか悩むこともあるでしょう。ここでは、そんな悩みを抱える方へのアドバイスをいくつかご紹介します。


ポイント1 お母さんの心理を理解し認識変更する

まずは、お母さんの心理を理解することが大切です。特に今の70歳を超える世代の女性は、ずっと誰かの面倒を見てきた方がとても多いのが特徴です。面倒見がいい反面、面倒を見る対象がいなくなって戸惑い自己価値を見出すために話をすることが一つの手段になっている場合があります。

相談者さんも言っている通りやはり年齢を重ねるほどよほど強い意志がない限り変わるのは難しいものです。そこで一度、認識変更して相談者さんの捉え方を変え心に余裕を生み出しましょう。

「退屈だからずっと話してくる母」ではなく「誰かのためにずっと身を捧げてきて自己価値を改めて模索している無邪気な少女」だと認識を変えてあげてみてください。大きな母という存在ではなく、少女と捉えることでなんだか微笑ましく見つめられそうですよね。

ポイント2−1 悪口への対応(アサーティブ対応)

母と息子は互いに良くも悪くも期待しすぎている部分もあり
母は「息子にはわかってもらいたい」
息子は「「母は無条件で心地の良いことを与えてくれる何か良いことをしてくれる存在」
などお互いの期待があると思います。

相談者さんもどこかでそんな期待を汲み取り、話を聞き続け我慢していたのかもしれません。

我慢が限界を迎え半年間連絡を取らなかった期間では、やはり相談者ご本人がどこか罪悪感や寂しい気持ちが頭の隅に残り続け、モヤモヤして苦しかったのではないでしょうか。もちろんホッとした一面もあれば「う〜んこれでいいのかな〜?でも会えば延々と話し続けてくるから仕方ない」など葛藤も起きて苦しそうですね。

母親が悪口やネガティブな話をしてくることもありますが、その場合には直接対立するのではなく、アサーティブに対処することが大切です。例えば、こんな風に伝えてみましょう!

「お母さんもいろいろな面倒を見ていて大変だと思うけど、せっかく会える時間は楽しい話をしたい。もっと楽しい話を聞かせてほしいな。」

一度伝えてもすぐに変わるわけではありませんが、継続して伝え続けることが大切です。

ポイント2−2 時間を区切る(アサーティブ対応)

長時間話を聞くのが辛い場合は、時間を区切ることも大切です。例えば、「ちょっと外の空気を吸ってくるね」や「大事なラインがあるから少し離れるね」と言ってその場を離れることで、少し休息を取ることができます。このように合図を継続して送り続け相手に自分の気持ちを察してもらうように行動に工夫を入れてみましょう。これにより、共感疲労を防ぐことができます。

ポイント3 話の内容をハンドリングする

話好きなお母さんの場合、話を止めるのは難しいです。そこで、話の内容をあなたがハンドリングする方法を試してみましょう。

例えば、共通の趣味を見つけるのも一つの手です。共通の趣味があれば、その話題で盛り上がることができます。僕の場合は観葉植物が母と共通の趣味となり、実家に帰ると一緒にYOUTUBEで育成方法や植物の研究をしています。母が同じ部活の仲間のように感じ会話がとても楽しくなりました!

また、お母さんの歴史について聞いてみるのも良い方法です。みなさんはお母さんの歴史をどこまで知っていますか?意外と知らないことが多いものですよ、どんな成績だったのか、どんな遊びをしていたのか、どうやって父親と付き合い始めたのか、など。これにより、お母さん自身も懐かしい思い出を話すことができ、こちらも母の新しい一面を知ることで豊かな時間を過ごすことができますよ。

ぜひ、話を聞くだけではなく自ら好奇心を持ってインタビューや共通の趣味で巻き込むなどして一緒に過ごす時間を素敵なものにしてみてください!

ポイントのまとめ

1母は子育てが終えて新しく自己価値を模索している少女だと認識を変える
2アサーティブに愚痴などは控えてくれと長期にわたって伝え続ける
3話の内容をハンドリングする

お母さんとの関係を良好に保つためには、お母さんの心理を理解し、アサーティブに対処し、話の内容をハンドリングし、時間を区切ることが重要です。これらの方法を試してみることで、お母さんとの関係がより良いものになるでしょう。共通の趣味を見つけたり、お母さんの歴史を聞いたりすることで、より深い絆を築くことができます。母親との時間を大切にし、素敵な思い出を作ってください。

終わりに

第二回目「ノームの人間関係お悩みショートラジオ」アーカイブはこちらから視聴できます♪
⬇︎
https://twitter.com/i/spaces/1mrGmyrMEZLGy

1つの関わり方の工夫として似たような状況時には参考にして下さい、またみなさんの大切な人が似たような人間関係トラブルにあった時は「こんな考え方もあるよ」とそっと伝えて心を楽にしてあげて下さい。

カウンセリングやコミュニケーションレッスンなどご希望の場合も気軽にご連絡ください、またお悩みも大募集していますのでドシドシくださいね!

ここまで読んでいただきありがとうございます、新しい視点や考え方を得てみなさんの人生が向上することを願っております!

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