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柔軟な働き方に期待してマーケティング未経験で入社。徹底した顧客理解と知識のインプットで「お客様目線」のマーケターへ

こんにちは!株式会社シーラベル広報担当です。
 
今回は、自社マーケティングやバックオフィスを担当する、加藤のインタビューです。かつてはNHKの報道番組で気象キャスターを務めたという異色の経歴の持ち主です。シーラベルに入社するまでの経緯、入社を決めた理由、仕事のやりがいから今後のビジョンまで、詳しく聞きました。

加藤あゆみ

横浜国立大学大学院卒業後、船井総研ホールディングスに入社し総務業務に従事。気象予報士の資格取得後、NHK青森放送局で気象キャスターとして気象防災解説を担当。その後IT企業で経理業務を経験し、シーラベルにジョイン。座右の銘は「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに(井上ひさし)」

柔軟な働き方に期待し、未経験の世界に飛び込む

――最初に、加藤さんがシーラベルに入社するまでの経緯を教えてください。

加藤あゆみ(以下、加藤):私は大学時代、教育学部で「気象」を専門に勉強していました。幼い頃から星空や雲に関心を持っていて、気象について学びたいという思いがありました。また、教員になりたいという夢も持っていて、それらが重なるのが教育学部の気象研究室でした。

卒業後の進路を決める時期がきたとき「教員になる前に一度企業で働いて経験を積みたい」と考え、新卒でコンサルティング会社に入社しました。配属された総務部では、コスト改善やオフィス改修などを担当させていただきました。

就職して充実した生活を送る中、入社1年目に気象予報士の試験に合格できました。学生時代に所属していた研究室のルールには「気象予報士の試験を受けること」というものがあり、勉強を続けていたのです。総務の仕事もやりがいがあり、会社も大好きだったので迷いましたが、気象予報士の資格を活かした仕事をしてみたいと思い、NHK青森放送局の気象キャスターとして転職しました。
平日は毎日、夕方の報道番組に出演して、気象・防災情報の解説を担当しました。生放送なので、放送中に時間が変更になることも多く、ハラハラドキドキの毎日でした。でも、大好きな気象のお仕事ができてとても充実していました。

その後、結婚・出産を機に退職。専業主婦をしながら簿記の資格を取得し、娘が3歳になる頃にIT企業へ就職し、経理業務を経験しました。

――「気象キャスター」とは異色のご経歴ですね!シーラベルに入社を決めたきっかけは、何だったのでしょう?

加藤:以前勤めていた会社は出社する必要があったので、子どもの体調不良でお休みをいただいて、ご迷惑をおかけすることも多くありました。そのため、最終的に退職することを選びました。この経験から、次に働くのであればリモートワークやフレックスタイム制度など、子どもの生活に寄り添えるような働き方のできる会社が良いと思っていました。

そんなとき知人から、シーラベルで「バックオフィスができる人を探している」と声をかけてもらいました。代表の渡辺さんや、取締役の松山さんにお話を伺って、柔軟な働き方ができる環境に魅力を感じました。

入社前の面談では「バックオフィス業務の他に、マーケティングもお願いしたい」というお話もありました。当時はマーケティングの「マ」の字も知らないような状況でしたが、イチから勉強しようと決意して入社しました。

――働き方が魅力だったんですね。ちなみに、現在はどのような働き方をされているんでしょうか?

加藤:基本のスタイルは、朝8時頃に娘を保育園に送り、17時過ぎまで自宅で仕事をします。週に一度は、郵便物対応などの業務のため、横浜のオフィスに出社します。

フレックスタイム制度があるので、子どもが熱を出した時は、朝一で病院に連れて行って10時ごろから仕事を開始することもあります。シーラベルではリモートワークができるので、娘の体調不良時も仕事を休むことなく、隣で寝かせつつ仕事を進められるようになりました。柔軟に業務時間を調整できる環境がすごくありがたいと感じています。また、リモートワークは通勤が無いため、その時間を業務に充てられることも魅力です。

セミナー集客が過去最高の700名に!細部までこだわった企画が奏功

――現在のお仕事内容について、教えてください。

加藤:私の仕事には、「自社マーケティング」「クライアント支援」「バックオフィス」「広報」の4つのカテゴリがあります。その中で、最もボリュームが大きいのが自社マーケティングです。具体的には、共催セミナーの企画・運営、ナーチャリングメールの作成・配信、コンテンツ制作、Webサイト改善などを行っています。

――お仕事をされていて、どんな時にやりがいを感じますか?

加藤:担当している自社マーケティング業務で目標を達成できた時と、自分が担当した仕事でお客様が喜んでくださった時ですね。

自社マーケティング業務では、オンラインの共催セミナーの運営を任されていて、これまでに3回開催しました。最初の2回は運営だけ担当していたのですが、3回目からは私が企画から立ち上げることになりました。はじめは、目標とする申込者数やフォロー対象者数を達成できるか不安もありました。しかし、結果として目標値を超える700名ほどの方にお申し込みいただけました。過去3回開催したセミナーの中で、最高の集客数だったのでとてもほっとしました。

セミナーを視聴してくださった方からも、アンケートで「非常に分かりやすかった」「テーマにストーリー性があった」など、私が目指していた部分を評価するコメントをいただいて、すごく嬉しかったのを覚えています。また、登壇企業の方からも「運営が丁寧で安心感がありました」とお声がけいただきました。

※企画したセミナーの申込ページ
https://marketing.clabel.jp/btobmarketingdxsummit-20240322-clabel/

――700名は素晴らしいですね!それまでと、何か違うことをされたのでしょうか?

加藤:まず、セミナーの登壇企業数を増やしました。登壇してくださる企業からそれぞれ自社の顧客に集客メールを送るので、単純にこれまでより多くの方にセミナーの情報が届いたと思います。

また、セミナーの構成にもこだわりました。マーケティングに関するセミナーだったのですが、その基本的な考え方である「誰に、何を、どのように」のフレームワークを最初に紹介し、基本的な考え方をふまえて、マーケティングの各施策について紹介する流れで企画しました。視聴してくださる方の理解が、どんどん深まっていくような構成にしたかったからです。
そのため、企画内容に沿ってお話しいただけるように、セミナーの登壇者にお話いただく内容も、具体的に提示して依頼しました。

また、各社から配信いただくメールも私の方でテンプレートを作成して共有しました。一般的には、各社が独自にメールを作成されるので内容がバラバラになることが多いのですが、今回はメッセージを統一したかったため、こちらで準備しました。このセミナーに参加するとどんなインプットが可能なのか、読者がすぐに理解できる内容を心がけました。

――細部までこだわり抜かれた企画だったんですね。加藤さんは、こういったお仕事の経験があったのでしょうか?

加藤:気象キャスターをしていた頃の経験が生きているな、と思うことはあります。当時は、毎日50分の報道番組のうち14分間を私が担当していました。その時間では、日々のお天気を伝えると同時に、県内で発生した気象現象や季節の自然に関する情報も解説していました。内容は、毎日自分で企画を立て、原稿を書いていました。共催セミナーも、企画、運営(準備)、ファシリテーションという流れは同じなので、その頃の経験はベースになっていると思います。

知らないことはひたすら学ぶ。お客様目線のマーケターを目指して

――すごく順調にお仕事を進められているように感じましたが、逆に苦労されることもあるのでしょうか?

加藤:そうですね、もちろんあります。やっぱり未経験で入社したので、マーケティングに関する知識のキャッチアップは頑張っています。入社してからずっと、ひたすらインプットしていますが、頭がパンクしそうになることも多いです(笑)。
入社してから、マーケティングに関する本を40冊ほど購入し、ひたすら読んで勉強しています。もともと学ぶことが好きという面もありますが、業務に役立ちそうだと思った本は、すぐに読んで知識をインプットし、業務で実践して物にできるようにしています。

あとは、マーケターやマーケティング会社経営者の方のXアカウントをフォローして、最近注目されていることや、どういうことを考えていらっしゃるのか、どういう課題感を持たれているのかをリアルタイムで知るようにしています。

――勉強熱心なのですね。加藤さんが、仕事をする上で大切にされていることは何でしょうか?

加藤:まずは「作業ではなく仕事をする」ことを意識しています。これは、学生時代にインターンをしていた会社でメンターの方に言われた言葉です。どう違うかというと、「作業」は言われたことをするだけ、「仕事」は言われたことの背景や目的を踏まえ、プラスアルファを考えて行動することだと。それを常に意識しないと、代わりのいる作業マンになると釘を刺されました。とはいえ、今はまだまだ目の前のことで手一杯になることもありますが…。でも、視野を広げて何がベストなのかを考えて仕事することを心がけています。

もう一つは、関わる人の真のニーズを考え続けることです。

そのために、ベースとしてまずは「知ること」を大切にしています。例えば、お客様の支援に入らせていただくとき、最初は徹底してヒアリングし、お客様のサービスや、それを使う方が何に興味を持っていらっしゃるのかを把握するようにしています。時には、ヒアリングのお時間を追加でいただくこともあります。

また、初めて関わる業界については、なるべくお客様と同じ目線で会話できるレベルの知識をつけたいと思っています。なので、あるお客様のセミナー支援に入った時は業界の本を5冊ほど買って勉強しました。本で得た知識をベースにお客様のセミナー企画を練ったのですが、本当に24時間そのことばかり考えていました(笑)。

先日、お客様に企画を提案した際には「ここまで具体的な内容に落とし込んでもらえて、驚いています!すごくありがたいです」とコメントをいただきました。セミナーの企画内容にどんな反応が返ってくるかハラハラしていたのですが、喜んでいただけて安心しました。

――ありがとうございます。最後に、今後挑戦したいお仕事について教えてください。

加藤:今後は、マーケターとして自社のWebサイトの分析や、SEOコンテンツの制作に注力したいと思っています。

いま、会社としてはリード獲得数を増やしていく方針なので、セミナーの企画と運営に重点を置いています。今後は、獲得したリードをどうやって商談に繋げるかという部分にも貢献していきたいです。獲得したリードをナーチャリングするためには、コンテンツが必要になってきます。例えば、ウェビナーレポート、ホワイトペーパー、SEO記事などです。質の高いコンテンツをたくさん生み出すこともマーケターの役割だと思うので、コンテンツ制作のスキルも磨きたいと思っています。


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