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投球障害ー復帰と中止の基準ーC-I Baseball Staff Discussion

C-I Baseball「トレーナーマニュアル」は
おかげさまで2021年6月で1周年を迎えます。
1年間ご購読頂きましてありがとうございます。
1年間多くの方にご購読頂きスタッフ一同感謝しております!

1周年企画として
C-I Baseball Staff Discussionを配信致します。
日頃コミュニティ内で行われているdiscussionの様子を
皆様に公開致します!

今回は投球障害をテーマに
C-I Baseballスタッフが
臨床現場からの視点、野球現場からの視点から
投球復帰と中止の基準について解説します!

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今回のDiscussionで話題になった論文を紹介します。
尽誠学園の下山先生らの研究では、野球の遠投における投距離の増加がパ
フォーマンスに及ぼす影響について検討されております。

今回私たちがディスカッションした内容と併せ、とても興味深いデータになりますのでご参考ください。

1 ) 20-40m(Sゾーン)における遠投は、水平方向のボール初速度の発揮が強調されることからスピード・トレーニングとしての意義を有する。
2 ) 20-40mにおける遠投では、「投射角を可能な限り抑えるように」と指示することで水平方向のボール初速度が増加する。
3 ) 50m-60m(Mゾーン)における遠投は、ボール初速度の増加は抑制される一方で投射角が増加することから、スピード・トレーニングとして適切ではない。
4 ) 70-80m(Lゾーン)における遠投は、ボール初速度が最大となる可能性が高く、またSゾーンおよびLゾーンとは異なる投動作であることが示唆されるため、スピード障害破壊法としての意義は大きい。
※引用|下山優 他:野球投手におけるスピード・トレーニングとしての遠投の意義:コーチング学研究 第27巻第 1 号、59~66.平成25年11月

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C-I Baseballでは

「野球現場で活躍する理学療法士」

を育成するため、今期も育成メンバーを募集しています。

これから野球現場にでてトレーナー活動をしてみたい方は、
リンク先のnoteをご覧ください!
私たちと一緒に現場で活動し、1人でも多くの選手をケガから救い、理学療法士の活躍の場を拡げましょう!



スタッフ紹介

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【C-I Baseballトレーナーのトレーナーマニュアル】 投球障害肩・肘、腰痛、捻挫、肉離れ、下肢障害など野球におけるケガの関りを専門…

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