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野球トレーナーマニュアル

【C-I Baseballトレーナーのトレーナーマニュアル】 投球障害肩・肘、腰痛、捻挫、肉離れ、下肢障害など野球におけるケガの関りを専門的にまとめていきます。それぞれの病態・動…
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記事一覧

投球動作における胸椎伸展のstep①    ー リリース編 ー      

C−I Baseball2期生の戸高です。 今回の配信はサポートメンバーシリーズとなります。 私が配信する内容としては「ピラティス【pilates】」というメソッドが1つのツールとして投球障害の治療、予防、パフォーマンスの向上にどう活かしていくかに焦点をあてて、配信させていただいております! ■はじめに投球動作には胸椎伸展はパフォーマンスにおいても障害予防においても重要な動きになります。 今回は胸椎伸展の獲得に必要な要素を4つのリリースポイントまとめていきたいと思います

投手の『球速』について

C-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます。 C-I Baseballでは野球現場のトレーナー育成も行っています。 ホームページはこちらから。 ■CIBトレーナーマニュアルについて ①野球現場でのトレーナー活動  チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて ②臨床現場での選手への対応  投球障害への対応、インソールからの介入 ③ゲストライターによる投稿  バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆し

投球動作×バイオメカニクス - PitchAIの可能性 -

C-I Baseball3期生メンバーの三好航平と申します. 今回は2023年から開始したサポートメンバーによるnoteシリーズです. 前回のnoteでは投球パフォーマンス,障害リスク双方を評価するBiomechanical Efficiencyに関連する因子を検討する研究を紹介させていただきました. 前回のnoteの最後に,「スマートフォンなどで測定した動画をベースに3次元動作解析を行うことができるツールがある」と少し触れさせていただきましたが,今回はその代表的なアプリ

腱板機能を全身から捉える~評価編~

こんにちは。 C-I Baseballの1期生の北山達也です。 今回はサポートメンバーからの投稿となります。 はじめに私は日頃は整形外科病院に勤務しており外来診療において投球障害の選手を治療しています。 その中で腱板機能が低下している選手を多く経験します。 その低下している腱板機能を改善するにあたり、局所だけでなく全身から捉えることで改善することも経験します。 そこで今回は「腱板機能を全身から捉える」という内容を紹介していきたいと思います。 腱板の局所機能を改善する方法

投球障害肩で見逃しては行けない棘上筋評価

C-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます。 ■CIBのトレーナーマニュアルについて①野球現場でのトレーナー活動 チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて ②臨床現場での選手への対応 投球障害への対応、インソールからの介入 ③ゲストライターによる投稿  バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆しています ④C-I Baseballメンバーによる投稿  2020年からC-I Baseballへ加入し育

投球動作における鼠径部痛の病態とアプローチ -Groin pain syndrome編-

今回から、トレーナーマニュアルにて定期的にnoteを投稿させていただくことになりました。 C-I Baseball サポートメンバーの 久我 友也 と申します。 私は整形外科クリニックで勤務しており、メディカルな視点でお話しさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 本記事では 野球選手の投球動作中に発生する鼠径部痛について、その病態、評価、そしてアプローチ方法を数回にわたって詳しく解説していきます。 今回は、病理解剖に基づいて診断学的な評価について説明し、次回

シンスプリント に対する後足部からのアプローチ

シンスプリントの選手はどのように対応していますか?安静にするだけでは再発する可能性があります。痛みを軽減するためには後足部(距骨・踵骨)からのアプローチが有効だと考えます。今回は早期復帰&再発予防を行うためのnoteにしました。距骨踵骨だけでなく、舟状骨、立方骨の動きや足部アプローチをご紹介させていただきます。 C-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます。 ■CIBトレーナーマニュアルについて①野球現場でのトレーナー活動  チームトレ

野球選手に意外と多いTFCC損傷

今回から配信メンバーとして活動させていただきます、三輪智輝と申します。 最初の投稿ということで自己紹介させていただきます。 <経歴> -2021 広島大学医学部保健学科理学療法学専攻卒業 2021- 整形メディカルプラザ 2021- メディカルベース新小岩 2023- 北砂リトルトレーナー 2023- 共栄大学硬式野球部トレーナー 2023- 若手セラピストの学校 代表 <活動歴> 理学療法に関する講師:20件以上 学会発表:5回 所属学会:日本肩関節学会 日本肘関節学会

最大外旋時の肩前上方部痛に対するアプローチ例

C-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます。 ■CIBトレーナーマニュアルについて①野球現場でのトレーナー活動  チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて ②臨床現場での選手への対応  投球障害への対応、インソールからの介入 ③ゲストライターによる投稿  バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆しています ④C-I Baseballメンバーによる投稿  2020年からC-I Baseballへ加入し

投球動作とコレクティブエクササイズ

初めに こんにちは! C-I Baseball サポートメンバーの野坂光陽と言います。 現在は理学療法士として整形外科のクリニックで勤務しながら 野球選手のために日々情報発信をしたり、CIBでサポートしている 大学野球部のトレーニング指導をしています! NoteやXでは理学療法士向けの記事を書いていたり instagramでは実際のトレーニング動画を日々更新中です! もしよろしければそちらのチェック、フォローもよろしくお願いいたします! 今回の記事の内容今回の記事の内

定位能力を高める‐成長期のトレーニング‐

いつもお読みいただき、ありがとうございます。 C-I Baseballの佐藤です。 C-I Baseballでは2024.1月より東京都内で小学生を対象にしたアカデミー事業を運営しております。2022年からは東京都内のリトルリーグチームにも帯同をし、多くの小学生の野球に携わってきました。 同活動における小学生選手に関わる中で、打球や送球の距離感や動きの強弱が苦手な選手を見ることが多く、技術練習の中でも克服するのに悩んでいる選手が多くいることを同時に感じています。 要因は

野球選手に多い姿勢の特徴と改善エクササイズ

■はじめに C−I Baseball2期生の戸高です。 今回の配信はサポートメンバーシリーズとなります。 私が配信する内容としては「ピラティス【pilates】」というメソッドが1つのツールとして投球障害の治療、予防、パフォーマンスの向上にどう活かしていくかに焦点をあてて、配信させていただいております! 今回は「野球選手の姿勢」について解説していきます。 姿勢の重要性からエクササイズという流れになっていますので、エクササイズから読みたいって方は飛んでいただければと思います

チェンジアップの投げ方(後編)

C-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます。 C-I Baseballでは野球現場のトレーナー育成も行っています。 ホームページはこちらから。 ■CIBトレーナーマニュアルについて ①野球現場でのトレーナー活動  チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて ②臨床現場での選手への対応  投球障害への対応、インソールからの介入 ③ゲストライターによる投稿  バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆し

投球動作×バイオメカニクス - 海外文献から得た知見 -

初めまして!C-I Baseball3期生メンバーの三好航平と申します. 今回は2023年から開始したサポートメンバーによるnoteシリーズです. 本noteで私が書かせていただく内容は,野球関連の海外文献レビューになります. 私は今年3月まで大学院生として,多くの英語論文を読んできました. その経験を活かして,皆様に野球に関する近年の英語論文をご紹介させていただければと思います. 文献情報今回ご紹介する論文はこちらです. 背景Pitch Efficiency(投球効