なめたけ

善良かつ無辜の市民の皆さまにマンションを売って暮らしています。何か書きたいと思って始め…

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善良かつ無辜の市民の皆さまにマンションを売って暮らしています。何か書きたいと思って始めました。

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サ活 かるまる0824完全版

2020年。後に…何の年と言われるだろうか。幻のオリンピックイヤー。コロナ元年。新しい世界の始まり。 正解はまだわからないが、ここに集う同士諸兄の中にはこう感じている方もいるだろう。 「禁サ法時代」と。 未知のウイルスに人類が取れる唯一の手段、それはソーシャルディスタンス。 出社までもが制限されたこの時代。そうして次々に奪われる我々のオアシス。 飲み会、カラオケ、個室ビデオ。むろん、サウナもである。 緊急事態宣言後も続く自粛ブーム。どこで接触するかわからないウイルス地雷原と

    • 東京都杉並区高円寺(仮)②

      こんばんは。なめ茸です。大掃除を終えました。サッパリした家の中って良いもんですね。とりあえずもうしばらくは込み入った掃除をしなくていい。そんな安心感に包まれております。 noteです。前回の続きです。とはいえ書き始める前に懸念していることが2つほどありまして、 1つ目は、いま完全に頭の先からつま先まで冬休みモード。全身フル弛緩状態でぜんぜん頭が働いていないこと。 そして2つ目は、前回で”note書きたいリビドー”をほぼ放出しきってしまったため、惰性で書き始めていて第二章の着

      • 東京都杉並区高円寺(仮)①

        どうも。こんばんは。なめ茸です。 空前の全宅ツイnoteブームもひとまず初速が落ち着き、これからどうなっていくのか楽しみな時期ですね。 個人的には今回のnote祭りでは、日々個性的な呟きスタイルを持つ面々の、考え方や価値観、生い立ち、人生の転機、仕事ぶり…といったバックグラウンド情報に触れることができて、とても楽しんでいます。 まだ読んでいないよ!という方(このnoteに辿りついた方では少数だと思いますが)。よぎべらさんがまとめ(※外部リンク)を作って下さいましたので、ぜひ

        • (仮題)家を買う人/小川悠②

           蒸し暑い。開けられる窓は全て開放していたが、網戸越しの風はいくら待っても吹かず、不快度の高い熱帯夜だった。月明りが差し込みほのかに青白く暗い寝室で、悠は眠るに眠れず寝返りばかりうっていた。  昼間路上で受け取った団扇は、扇ぎ疲れてたまらず床に放り投げてあった。汗がジワジワと噴きだして止まらないのは、やはり肥っているせいもあるのだろうか。いつもこれだけ汗をかいても一向に痩せないんだよなぁ、とボンヤリと思う。  食べることは好きだったし、いつしか飲食店めぐりは趣味のようになって

        サ活 かるまる0824完全版

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        • (仮題)家を買う人
          2本
        • 東京都杉並区高円寺(仮)
          1本

        記事

          (仮題)家を買う人/小川悠①

          人生はごく小さな判断を無数に積み重ねて構成されているのであって、テレビや映画のようなドラマティックな“人生が変わった瞬間”なんてものは、大げさな誇張だというのが小川悠のつねづねの持論だった。 けれども、今回の判断によって、確かに自分の人生は少し動くのかもしれない。それもそう、たぶん、よい方向に。今日に限っては、なぜだかそんなふうに思えるのだった。 自宅への道すがら、心が少しずつ高揚しはじめるのを感じていた。何年ぶりなんだろうか。そんな感覚はもう久しく忘れていて、悠はその

          (仮題)家を買う人/小川悠①