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【香り】
打って変わって、好きなモノ・コトについても話したいと思うので、そういった投稿にはタイトルに【】を付けてみようと思う。
(かっこつける、という意味で、、【Alexandros】と同意です。笑)
私にとって、仕事であり趣味であり心の支えでもある、『香り』。
あなたには、忘れられない香りや匂い、ありますか?
家族で出かけた思い出の地の匂い、愛犬の匂い、愛した人の匂い。
香りを嗅ぐと、どうなるか?
香りを構成する分子を嗅覚がキャッチし、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、自律神経系をつかさどる「視床下部」へと情報が伝達されることから、記憶に深く紐付く。他にも、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えてくれるなどする。
私が手放せないのは、コム・デ・ギャルソンの香水『Marseille』。
一人暮らしの冷たくて暗くて狭い部屋を、唯一彩ってくれていたのは、この香りだと思う。
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今日は久々に、自分と同じ、あるいはそれ以上の熱量を持って香水が好きな人と出会えた、印象的な一日だった。
香りとの出会いや、そこから進路を決めるまでの道のり、香りの都・フランスのグラースでの修行と、現在の仕事に至るまでのお話を伺って、久々に胸がときめいた。
また、フレデリック・マルのPORTRAIT OF A LADYが、彼の『自分らしさ』を表現するにはぴったりで、毎日欠かさず着けているという。
とてもRosyなのに、スパイスやウッディー、アロマティックな要素が絡まり合いながらもラウンドしているのがまるでジェンダーフルイドの象徴のようであり、型にはまらない。また、非常に品がある。
まさに、彼自身のような香りだ。
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(このnoteを、もし、、、もし仮に何かの拍子でご本人が見つけてしまったら顔から火が出る程恥ずかしいけれど、今日の私を語る上で欠かせないトピックだったので、お赦しください。)
香り創りに携わる人というのは概ね(私自身のことは棚に上げていただきたいが)、感受性が豊かで、ロマンティックな言葉選びをするなと感じる。
私は、理系出身にも関わらず論理的思考力が欠如したアウトローな人間であることが長きに渡ってコンプレックスだが、香りの話をする時は、できるだけ右脳をフル回転させられる人間でありたいとも思う。
他人の目を気にせず、己のためだけに『自分らしさ』を表現するって、かっこいいな。
彼のような、美しくて強い人になりたい、と願っても、私の本質はそう簡単に変わるものでは無いので難しい。
一方で。
これまだ私の中に根強くあって、且つ、苦しまされ続けていた、『他者承認欲求』
、、、なーーんて蹴散らしてしまえ!!
私は、『自分のための自己表現』を恐れないんだ。闘うんだ。
という気持ちが、私の心に、ふっ、と灯った気がした。
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