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【アラサー公務員の転職記録①】転職を決意してSHElikesに入会、自己分析に初挑戦するまで

「40年役所で働き続けるのか?」
「自分がなりたい像なんてわからないけど、少なくともここにはない気がする。」

28歳、公務員。
仕事にも慣れ、大きな仕事も任され、休みも好き放題とれる。
はたから見たらきっと順風満帆。

しかしこのコロナ禍で、あまりにも漠然としたキャリアへの違和感を抱え始めて、キャリアスクール「SHElikes」に入会しました。

SHElikesに入会した頃に書いた記事がこちら。

この記事を書いてから1年、2022年になった頃、転職が決まりました。

手探り状態からのスタート。
キャリアチェンジに働きかけてからは1年間、ガッツリ自分と向き合い始めてからは3ヶ月、実際の転職活動は1ヶ月。
なかなかに濃い期間だったので、備忘録を残そうと思います。

ただ「一人の社会人が転職しました」というだけなのだけど、ここまで人生28年間、めちゃくちゃ安パイの既定路線みたいな道を歩み続けてきた自分が、自らの意思で別の道を踏み出す日が来ると思わなくて。

あと公務員から転職する人って増えてはいると思うけど、「実際どんな感じ?」って声もあるかもしれないので、、

もし読んでくださる方がいたら、少しでも参考になりますように。

私のプロフィールと退職を決意した理由

紹介する程の者でもないのですが笑、参考に私の簡単なプロフィールを書いておきます。

・28歳独身女性
・新卒で自治体に入庁、令和3年度で6年目
・自治体では2か所の職場を経験
・残業は1箇所目はほとんどなし、2箇所目はちょっと多め
・休みは取りやすい

書いて改めてわかる、本当に平々凡々なアラサー公務員女性。笑

特筆してどこか優秀な機関へ派遣されていたとか、エリート経歴もなければ激務に悩まされたり心を病んだりしたなどの経験もありません。
こんな感じでも転職できるんだ、と参考にしてもらえればと思います。

こんな私でも転職を決意するほど、目の前の仕事にも、今後公務員として働き続けることにもモヤモヤしてしまいました。

転職がチラついたのは今の職場に異動してきた頃、真剣に考えようと動き出したきっかけは昇任試験。

冒頭紹介した記事にもこの辺りの経過は書いていますが、モヤモヤの要因は主に以下のような点。

・官房系の部局にいたからか、業務の押し付け合いが茶飯事。

・係長職・課長職になっていくほど↑のような調整や議会対応に追われて自ら何かを手がけることはなくなっていく。

・「議員に言われたから」「首長に言われたから」の一声でこれまで準備してきたことがひっくり返る。何を言っているかより、誰が言っているかが重視されがち。

・諸々の手続きなど、本質的じゃないところに時間をとられる。

誰のための何のための仕事?という仕事の多さ

・各部署でわりと専門的なことを習得しているにも関わらず、次の部署では活かされるとは限らない。異動というよりローテーション。

・副業もできない。
残り40年の社会人人生、この組織の中にしか選択肢がないことへの危機感。

ざっと思いつくだけでこんな感じ。多い…。笑

もちろんこういったことは企業にも少なからずあることだとは思います。
ただ公務員の場合、今後どれだけ仕事にモヤモヤしたりそれこそストレスなどで働けなくなっても、「残り40年この組織の中にしか選択肢がない」、このことへの危機感が一番大きかったです。

また、入庁前は「嫌な仕事でも嫌な人がいても、3年我慢すれば異動できるんだからいいじゃん」と思っていたのですが、いざ働いてみると「3年は長い」と当たり前のことに気付きます。

「何か武器を手に入れよう」とSHElikesに入会

加えて周りに「転職した」「独立した」などの事例が皆無に等しいため知見も全く得られず。
動こうにも動き方すら分からない。これ公務員のリアルだと思う。笑

最近流行りの「好きを仕事に」をなんとなくキーワードに、何だったら仕事にしてみたいかな〜と考えていろいろとググっていたところで昔から好きだった“ライティング”が目に止まります。

勉強するだけならリスクないし、今まで旅行代に消えていたボーナスもコロナで行けてないから残ってるし、ここはいっちょ投資してみるか

何かの足がかりとなれば、と半ば縋るように入会したSHElikes。
SHEでの勉強も仲間との交流もとても楽しく有意義なもので、間違いなくこの決断はキャリアにおける大きな転機となりました。

特にライティングは思った以上に楽しく、またコンペでも複数回結果を出すことができ、「向いているのかもしれない!」と思えました。

役所の事務以外に自分にできることなんて考えたこともなかったので、意外と他にもできることってあるのかもという気づきは自信にもなりました。

クリエイティブを生業にするの?

順調に進んでいたSHEライフでしたが、途中で「今の学びが今後の自分のキャリアにどうつながっているんだろう」と悩み始めます。

・書くことは好きだけど、書くだけを仕事にするの?
・生業にしてしまったら書くことも好きじゃなくなってしまうかもしれない。
・役所しか知らない私が、社会人としてもう少し知見を深める・経験を積むステップすっ飛ばしていいの?
・働き方も、今すぐフリーランスになりたいとは思えないし、思わない。
企業で働いたこともないのだから、一度は経験してみたい。

SHEで習得したクリエイティブスキルを携えて独立したり、転職したりしている人が多い中、自分はライティングだけを仕事にしていくことにとてつもない違和感を覚えました。

総じて今の私ではキャリアにおける経験値が少なすぎると感じたのです。
企業で働くということを一度は経験したいし、それであれば企業でしかできないことをやってみたい。
あとは書くことは好きでも食べていく手段にした時点で「have to」になってしまうのではないかという思いもありました。

ライターは企業に属していなくてもできるし、サブキャリアとして自己実現的に自分の好きなように挑戦するところからやってみるのが自分に合っていそうと思いました。

自己分析の結果、「…それで?」となってしまった

じゃあ、本業として何をするのか?

現時点で本業としてすごくやりたいことがあるわけではない。
でも今みたいに抑え込まれたり苦しい思いをしながら働くのは嫌だから、自分の価値観に合っている環境で、得意なことでナチュラルに活躍できる仕事がしたい。

これを決めるために、SHEのイベントなどの場も借りつつ、人生でほとんど初めてとも言える自己分析に挑戦し始めたのが2021年の8月頃。

ストレングスファインダーもやりましたし、内省界隈(?)では有名な「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」という本のワークにもせっせと取り組みました。

SHElikesで開催されていた「ライフログ講座」というイベントの中で「自分の人生を幼少期から振り返る」というワークがあり、これまでの人生から価値観を洗い出すということもやりました。

これらは全て後々すごく役に立つのですが、一通り終えた感想としては「自分のことはよくわかったけど、活かし先・適性のある職種がわからん」でした。笑

新卒時は公務員試験一本。
就活の経験もなければ職種・業界について調べたこともないのでよく考えたら当たり前なんですけどね。笑

調べればいいじゃんと思われるでしょうが、ネットで情報の海に溺れるばかりで、正確な情報も実際のところも素人目にはよくわからないのです。

そこで、自分と仕事のマッチングについてアドバイスをもらうために投資することにしました。

結果的に、以下の2つにお力をお借りしました。

①キャリアコーチングサービス
②転職コミュニティ

まだ転職を始める前の前の段階ですが、ここですでに3000字。
超大作になりそうとは予想していましたがここまでとは、、笑

次回は「適職探しに活用したサービス」についてお話します。
乞うご期待。笑

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