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BYTHREEが企画・デザイン会社として大切にしている3つのこと。

はじめまして、企画・デザイン会社のBYTHREE(バイスリー)です。自社の制作物の紹介や、企画・デザインに対する考え方を発信していけたらと思い、noteをはじめることにしました。続くといいなぁ。どうぞよろしくお願いします。

まず簡単に自己紹介を。私たちBYTHREEは、「企画」と「グラフィックデザイン」を中心に、ブランディングや広告・プロモーションツール制作、エディトリアルデザイン、Webサイト制作などを行っている会社です。デザイン会社が日本に何社あるのかわかりませんが、「MdNデザイナーズファイル 2020」に掲載の257組の中に入っていることが、ちょっぴり自慢です。具体的な仕事の実績はぜひ自社サイトをご覧ください。

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初めてのnoteでは、私たちが企画・デザイン会社として大切にしている3つのことについて書いてみたいと思います。

大切にしていることその1:常に「本当の課題は何か?」「工夫の余地はないか?」を考える。

ほとんどのプロジェクトは、クライアントへのヒアリングからスタートします。「WEBサイトを作りたい」など作るべきものが明確な場合もあれば、何を作るべきかのところから一緒に考える場合もあります。いずれにしても大切にしているのは「本当の課題は何か?」という点。WEBサイトを作りたいというクライアントに詳しく話を聞いてみると、ただWEBを作るだけでなくブランディングから考え直した方が良さそうだったり、本来のターゲットに届けるにはWEBよりDMの方が最適だったりと、WEB以外の課題解決策が浮かんでくることが多々あります。このようにクライアント自身も気づいていない本当の課題と、その解決策を見つけることが、ヒアリングでの大きな目的です。
また、作るものが明確になってからも「工夫の余地はないか?」と考えるようにしています。例えば、ホテルの荷物タグのデザインを依頼された時。荷物タグとしての機能を満たすだけでなく、フロントマンと客の間にユニークなコミュニケーションを発生させることはできないだろうか、と考えました。そこで生まれたのが飴付きの荷物タグです。

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「本当の課題は何か?」「工夫の余地はないか?」を考えてプラスアルファの提案をすることが、クライアントのためになると信じていますし、“BYTHREEがこの仕事をする意味”になると思っています。

大切にしていることその2:作るもの、できることの範囲を決めない。

BYTHREEは表現手法として「グラフィックデザイン」を軸にしながらも、プロダクトデザインや空間デザイン、動画制作など幅広くデザインすることに積極的です。これしかできません、とは言いたくありません。むしろ、あれもこれもできるデザイン会社でありたいのです。なぜなら、デザインは単体では機能しきれないから。企業や商品の世界観を伝えるには、ユーザーとのあらゆるタッチポイントをトータルでデザインする視点が必要です。だからこそ、自分たちが作るものやできることの範囲を決めず、必要なものは何でもデザインするという姿勢で仕事に臨んでいます。

例えば、イス・イズ・サイズ展という展示の仕事。企画とグラフィックデザインを担当したのですが、それだけでなく会場の空間デザインにも携わり、カッティングシートの貼り具合をミリ単位で調整しました。

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そもそも、私たちは“つくること”がとても好きなので、できることをどんどん増やしたいと考えています。だからまずは「BYTHREEさんってこれできる?」と気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。

大切にしていることその3:最後までこだわる。

当たり前すぎてわざわざ書くことではないかもしれませんが、私たちは最後までこだわります。コピーの言い回しひとつ、デザインの線一本までも、〆切の時間ギリギリまで、より良くするために検証します。そのためか、校正ミスが少ないとクライアントから驚かれることが多いです。外部パートナーの印刷会社やシステム会社からはジャッジが厳しすぎる、と少しウザがられているかもしれません。

でもやっぱり、与えられた時間の中で最善を尽くすことが、仕事をする者の責任だと思うのです。だから時には、自分たちが一度提案したアイデアをさらに上書きすることもあります。例えば、カットくんのパッケージデザイン。既存の巾着袋での制作が決まりデザインを進めていたのですが、もっとオリジナリティを出すべきだと考え直し、ホルダー型の紙パッケージを改めて提案しました。

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この仕事をしている人はみんなそうだと思いますが、アウトプットを見れば、作り手がどこまでこだわったのか何となく分かります。そして逆に妥協したところも分かってしまいます。だからこそ、胸を張ってやりきったと言える仕事をしたい。その想いがクオリティとなって、クライアントにもユーザーにも、きっと届くと信じているのです。

要は、プライド。

大切にしていること3つを述べさせていただきましたが、もっと突き詰めてしまうと、要は、プライドです。企画・デザイン会社として、クライアントの想像を超えられるか。一つ一つの仕事にベストを尽くせたと言えるか。そんな自問自答をしながら、今日もエンヤコラとお仕事させていただいています。

最後に。効率よく儲かる仕事ではありませんが、私たちはこの仕事が好きです。同じようにプライドをもって仕事をしている方や企業様にとって、デザインだけでなくビジネスの相談もできるパートナーとなることができたら幸いです。

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