見出し画像

正しい呼吸で得られるものを、侮ってはいけない。

どうも。karadarebirth 代表石神です。

東京都内近郊で筋肉調整専門家として
呼吸のワークショップやパーソナルトレーナーをしています。

私の自己紹介はこちらをご覧ください。
karadarebirthの活動の最新情報はこちらをご覧ください。


1息を止めたら死んでしまう

最近はすっかり呼吸と歩き方のお話ですが重要なのでまぁ読んでください。
人間は必ず外から取り入れていかなければいけないものがあります。
それが、食べ物、水、空気です。
では、その食べ物、水、空気はそれぞれどのくらいの期間摂らずにいられるでしょうか?
健康上の問題が起こる場合があるので推奨はしませんので、
知識として知っておいてください。

まず、食べ物。 これは一ヶ月くらいであれば不食でも生きていけます。
それ以上というケースもありますが、大体一般的には一ヶ月程度です。
実際に某有名人の方が一ヶ月の不食生活というものをやっていたのが過去に報道されていました。

次に、
これは一般的に、一週間以上飲まずにいると死の危険があるといわれています。
実際にはもっと早くに限界が来るかもしれません。

そして、空気
ギネス記録として、水中で無呼吸状態で記録された時間が24分というのが現在の記録のようです。

単純に比べてもわかるように、
人間にとってあまりにも重要なのが
この空気、つまり「呼吸すること」なんです。

食べ物は一ヶ月、水は一週間、空気は世界記録でも24分。。。

ちなみに、少し状況は違いますが、心肺蘇生のガイドラインでは、 心肺停止状態から10分経過すると生存率がほぼゼロになるといわれています。
自分で選択的に呼吸をしないでいられるのが20分程度。
心臓が止まって呼吸も止まっている状態で10分。
それほど呼吸をすることは重要です。

しかし、多くの人は気にしていない。
これを読んでいるあなたも、
なにかしら呼吸に関して知りたいことがあるのだとおもいます。

自分の呼吸が浅いかもと気付けるだけでも感度が高いです。
当たり前にしている事だからこそ、
人間は、なかなか気づくことができないんですよね。

2食べ物、水、空気を変えるということ。

健康に気をつけている人は、
良い食事をしようとするのはよくある話だと思います。
当然、人間は食べた物で出来ているので、体を変えようと思ったら、何を食べるかはとても重要な問題になります。

さらに意識をする人は、どんな水を飲むかまで考えると思います。
◯◯というミネラルウォーターが良いとか、一日に◯リットル飲むといいとかよく聞きますよね。

それでは、呼吸を変える事で得られるモノはなんなのか?
その問いの前に、呼吸は何のためにしているのか?ですが、 当然、体内に酸素を取り込むためにしています。

その呼吸自体が浅くなっているとしたら、
呼吸をすることの目的自体が達成されないということになります。
これは僕の感覚的な話ですが、 多くの人がその肺の許容量の半分程度しか使えていないように感じます。

どういうことかというと、完全に空気を吐いた状態を0とし、目一杯に空気を吸った状態を10とした時、そのうち3〜7くらいしか使えていないイメージです。

つまり、吐ききっていないし、吸いきっていない。
肺は、しぼみきっていないし、広がりきっていない。
各々が持っている肺の許容量を全然使えていないという感じです。
ほとんど負荷がかからない普通の生活では、そこまで呼吸をすることが必要とされません。 ということはその機能は衰えていきます。

3呼吸にも筋肉を使う

呼吸は筋肉で行われているので、他の筋肉と同じように使わなければ衰えていきます。
呼吸がたくさん必要になるのは、走っているときや、ウェイトトレーニングをしている時など、心臓の鼓動が早くなるときです。

運動をしていなくても心臓の鼓動が早くなるときがあります。
それが緊張している時。
緊張しているというのは、脳の活動が活発になっているときです。
酸素は筋肉でも使われるし、脳でも使われるのです。

脳の活動が活発になっている時、心臓の鼓動が早くなるのは、脳が酸素を大量に必要とするからです。
なので、緊張しているときは深呼吸をしましょうということになります。

しかし、そもそも呼吸の機能が使えていない人が深呼吸をしてもたくさんの空気を取り込むことが出来ていません。
例えば、普段の呼吸が3くらいしか出来ていない人は、深呼吸をしても5〜6くらいしか入らないようなイメージです。
普段の呼吸を7くらいに出来たら深呼吸で10できるようになる。 ということですね。

だから普段の呼吸を出来るようにしたら、
深呼吸をしなくてもたくさんの空気を取り込むことが出来るようになります。

呼吸が出来るようになるとどうなるのか?
呼吸が出来なくて体に起こる症状は色々あります。

一番わかり易いのは、頭痛と肩凝りです。
脳に酸素が足りないので、血圧が上がったり、思考能力が下がります。
思考能力が下がるから、判断力が鈍くなります。
怒りが起こる人もいるでしょう。

アンガーマネジメントでも呼吸をすることは言われますし、 マインドフルネスでも重要視されるし、 ヨガや座禅でも呼吸は重要視されます。
呼吸が上手にできていない、つまり肺が広げられない人は姿勢が悪くなります。

ぜんそくの方はわかると思いますが、息が苦しい時は背中が丸まってしまいます。背中が丸くなると、内臓が圧迫されてお腹の筋肉が緩みます。

すると、腰が痛くなります。
そして姿勢が悪い状態で歩くことになるので、膝が痛くなる人もいるでしょう。

そして、お腹の筋肉が緩んでいるということはお腹を締められないからくびれが無くなります。

ちなみに、妊娠中に腰が痛くなるというのは、このお腹の筋肉が緩むからというのも理由の一つになります。

姿勢が悪いというのは、肩がすくんだ状態になっている。
つまり、肩の筋肉に力が入っていますから、肩凝りになります。
そして、首・肩周りの筋肉が硬くなっているので、脳に血流が行きません。
それによって、頭痛も引き起こします。

呼吸が出来ないことで睡眠も浅くなります。
夜寝ているときに体が取り込んでいるものは、食事でも水でもなく、空気だけ。

だから、睡眠時の呼吸はどれほど重要なのか?ということになりますよね。
呼吸が出来れば、睡眠も深くなります。
睡眠が深くなれば、体の力が抜けて、疲れも取れ易くなります。
と、まあ、呼吸が浅いと 頭痛になり、肩凝りになり、姿勢が悪くなり、腰痛になり、思考が回らなくなり、睡眠も浅くなり・・・・ 色んな問題が起こります。

呼吸を改善するだけで、このうちのいくつかは確実に改善します。
呼吸が出来るようになれば、思考がクリアになり、肩凝りは改善し、くびれが出来る。

腰痛も改善し、キレイに歩けるようになるし、集中力も上がるし、怒りもおきにくくなる。 結論としては呼吸を変えれば人生は変わるってコトですね。

今日も色々書きましたけど、言いたいのはみんな呼吸が出来てないですよということです。

そして、出来るようになったら色んなことが変わりますよってコトですね。
ではこのへんで。

パーソナルトレーニングのお問い合わせはこちらからお待ちしております。
karadarebirth 石神ノリカズ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?