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ちいさな言葉の欠片たち(エッセイ)

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あの日のあの言葉って、納得いかないんだけどとか。誰かが言ったちょっといいなって言葉を紹介しながら、まるで日常なエッセイや日記書いています。
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#毎日note

おじさんの時間、星野道夫さんの時間。

(ソーシャルディスタンスな日々よりずっとむかしの日記より) 目の前に座っていた人が、はら…

小説『残雪』/言えなかった言葉、言わなかった言葉を思い出す。

去年読んだ好きだった短編小説 『残雪』のことをなぜか今書いて おきたくなっていた。 日本…

映画『パターソン』、ありふれたものの名前たちが輝く時。

名前は時間だと思う。 そして名前の向こう側にはそこに 人を感じる。 この映画を見終わった…

恋する家族の一員になって。

誰かと比べるものでもないし、  比べようも ないのだけれど。 恋愛っていうものを 遠ざけ…

ずっと、学べないんじやないかと不安だった。

いわゆる、落ちこぼれだったわたしは 何かを「学べ」と言われると、後ずさって 後足で砂をか…

美味しいは、「生きる」のはじまりだと教えてくれる『川っぺりムコリッタ』。

30歳の誕生日を刑務所で迎えていた山田は、 ムショを出たらいつか川べりに住みたいと思っ て…

やんわり悲しみに満ちている、『カニカマ人生論』に出会えてよかった。#読書の秋2022

わたしはお笑いについてそれほど 明るくない。 ないのだけれど、時々とても欲している 自分に出会って、そういう時は夜中が 多いけれどいつもひとりで、ぶはっ ぶはっと笑っていたりする。 そして、清水ミチコさんのことを いつの頃からか、みっちゃんと 呼んでいる。 気づけば、みっちゃんって。 見ず知らずの人をちゃんづけで呼ぶ。 それ恥ずかしいよと思いつつもわたしの なかで清水ミチコさんはみっちゃんだ。 ユーミンや、桃井かおり、デビ夫人に なり切っているとき

父が描いた絵に、さよならの時の父の背中を思い出していた。

父親が定年してから、はじめたのは絵画だった。 昔から、絵を描いて暮らしてゆくのが、 夢だ…

思い出に、抱きしめられる時。

映画とかで、時々ハグする人たちをみるに つけ、あれは発明だなと、思う時がある。 猫とハグ…

ひとりとひとりが、出会うということ。#自己紹介 #仕事。

知らないということは、まだそこに 余白があるということで。 いつかそこを埋められるという…

わたしの心を凪にしてくれた、友達の言葉。

ほら、もう午前1時。 ちゃんとさっきまで書いていたものを さっき捨てて、またあたらしいも…

エンドロールが、終わるまで。

もう、好きな人がなくなって7年経つ。 彼は演じることを生業としている人 だった。 愚直に…

試着室に飾る、朝焼けのような言葉を選んだ。

ある日、あまりやったことのない種類の お仕事でお声をかけて頂いたことがあった。 言葉を選…

もやもやするので、自分のトリセツ書いてみた。

じぶんもずいぶん厄介な生き物だけど 人は時として厄介な生き物を避けて生きて いるのに。 追いかけられたりすることあるから。 さよならの意味が通じない時もあって。 なんでわたしは、理不尽に追いかけられ てんのやろか? ってことを、己を知るために最近ちまたで 流行ってるらしい、「自分のトリセツ」書いて みたみたいなのを書いてみた。 あの為末大さんの提案らしい。 自分を知ると、すっきりするらしいので わたし今、超すっきりしたいから。 これはいつか書くかもし