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15年前、ウルティモ・ドラゴン校長はデビュー直前の若手の何をチェックしていたか?というお話し

 15年前

あれからまだたったの15年か……という自分の中での感覚ですが

ウルティモ・ドラゴン校長(以後、浅井さんと表記)主催

『UD:06』

という、闘龍門の興行が後楽園ホールで開催されました。

ちなみに当時の私はハッスル所属ながらも浅井さんとの個人的関係から『闘龍門アドバイザー』という立場でもありました。

さて

闘龍門メキシコで鍛えられた若手数名の日本デビュー戦もおこなわれるその大会の数日前。

ハッスル道場にて浅井さん監視のもと、彼らの仕上がり具合の最終チェックがおこなわれたのです。

彼らの何をチェックするのか?はたして浅井さんが入念にチェックしたもの

それは彼らの

『キャラクター』

でした。

ビジュアル面のチェックはもちろんですが、そういった表面的なことよりも

「そのキャラならばこうするはずだからこうしろ」

と改善策を提案したり

「どうしてそのキャラがそういうことをするのか?」

と理由の説明を求めたり。

いわゆる技術的側面のチェックはほぼゼロ。

その指導は私にとって斬新かつ衝撃で、その後のTAJIRIオリジナル指導方法を形成していくうえで大きな影響を与えられたことは間違いありません。

これが15年前のお話し。

その後、時は流れてプロレス界を取り巻く環境も、関わる者たちの思考も大きく大きく変化しました。なのでこういったプロレスにおけるキャラクター理論もいまではかなり一般的概念として定着してはきているのですが、それを明確な言葉で体系的に書き現した書物はほぼ存在しません。

なので拙著新刊

『プロレス深夜特急 プロレスラーは世界をめぐる旅芸人』(徳間書店刊)

では、そのような部分をかなり書かせていただきました。

それも世界各国で若者に指導してきた中での会話という、誰にでもわかりやすい形にして書き記しているので、プロレスに限らず

『人前でキャラクターを魅せる』

世界で生きている方には是非ともご一読いただけたら幸いです。何かひとつはきっと役に立つことが書いてある……と思いますので。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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