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[ Vol.7 ] バズ技③ Twitterトレンド入りを狙え!

こんにちは、バズ麻呂の「呂」担当です。
バズ技Tipsの第3回目となる今回のお題は…こちら!

「Twitterのトレンド入りするにはどうすればいいの?」


ズバリ、バズ麻呂の回答は、
「平日・休日の朝」または「平日の昼」
「短い時間で投稿を一気に増やす」ことが
トレンド入りを狙う近道の方法です。


Twitterの“トレンド”って?

Twitterのトレンドとは、
「Twitterユーザーの中で今まさに、急激に投稿されている話題性の高いワード」のことです。

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表示されるトレンドワードは、リアルタイムで更新され、数分ごとに変動があります。Twitterのトレンドとは「今、この瞬間、世の中で注目されていること」にほかならないのです。


Twitterの“トレンド”は、なぜ重要視されるの?

Twitter自体が“興味関心のムラ社会”(クラスタ社会)となっています。

政治、芸能、スポーツ、ビジネス界隈など、一人ひとりが興味のあるカテゴリで「この人のつぶやきはチェックしておかないと」と誰かをフォローし、独自の情報収集のチャネルができあがります。

興味関心は人それぞれなので、タイムライン上では情報の接触度に“偏り”が出てきてしまいます。

そんな“興味関心のムラ社会”(クラスタ社会)ことTwitterにおいて、トレンド機能とは興味関心がばらばらなユーザーに情報(キーワード)を一斉に届けられるかもしれない、情報を届けたい人にとってはいわば最初からTwitterに実装された強力な情報拡散のチャネルです。

Twitter上で注目を浴び、トレンド入りすることで、さらなる情報の拡散が期待できます。


トレンド入りの仕組みや条件は?

トレンド入りの仕組みについて、Twitterの公式サイトでは以下のように解説されています。

トレンドはどのように決定されますか?
トレンドはアルゴリズムによって決定され、初期設定では、フォローしているアカウント、興味関心、位置情報をもとにカスタマイズされています。ここ数日や今日1日で話題になったトピックではなく、今まさに注目されているトピックが選び出されるため、Twitterで盛り上がっている最新の話題をリアルタイムで見つけることができます。
https://help.twitter.com/en/using-twitter/twitter-trending-faqs


トレンド入りの条件については明らかにされていませんが、「直前に比べてツイートが増えている伸び率=急上昇率」が重要と言われています。

ただし、

・一定数以上のリツイートでないツイート
・複数の端末、アカウントにツイートされている
・Twitterの規約違反に該当しない

など、細かい諸条件の説はあります。


トレンド入りを狙いやすいのはいつ?

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では、トレンド入りの狙い目はいつなのでしょうか。

狙い目は「平日と休日の朝」もしくは「平日の昼」と考えています!

この記事では「トレンド入り」=「トレンド10位以内」と定義し、トレンド入りの条件(件数や急上昇率)を検証していきます。

改元といった数十年に一度の盛り上がりをはじくために、2019年の3月(1ヵ月)を検証・調査の対象期間と独断と偏見で設定しました。

その他、調査・検証のルールについては以下のように設定しています。

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気になる結果はこちら!

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調査対象期間、時間でトレンド10位に初登場したワードは74件ありました。

このワードを「平日」「休日」に分けると、
「平日」の方が直近の投稿量、上昇率ともに「休日」より低くなっています。

全体的な傾向として、
トレンド入りのしやすさは「平日」>「休日」ということでしょう。


また、時間帯ごとに結果を見ていきましょう。

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傾向として、時間が深くなるにつれて、直近1時間あたりの投稿量も増えています。

朝(6-7時)の「投稿量が少なく」、「上昇率が高い」ということは直前の1時間(5-6時)での投稿がさらに少ないために、1時間あたりの投稿量がさほど多くなくても、比較的容易に上昇率を上げることができる、ということが言えそうです。

つまり、平日・休日をトータルで見ると、やはり「朝」が狙い目のようです。

*ただし、注意しておきたいのは、ここでいう「朝」を7時時点のトレンドで設定しているため、平日の朝ドラや休日(日曜)のアニメ放送中または後などでは、トレンド入りのハードルも変わってくるものと思われます。


次に、「平日」「休日」ごとの結果を見ていきましょう。

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「平日」「休日」を別々に見ても、
朝は他の時間帯と比較してトレンド入りが狙いやすい結果になっています。

「平日」と「休日」で差が大きい時間帯は「昼」でした。

「平日」の「昼」は、「朝」に負けず劣らずの数字ですが、
「休日」になると一気に数字が高くなります。

「平日」の「昼」は「朝」同様に狙いやすいと考えられます。

*「休日」の「夕方」は、調査期間の3月では対象件数が少なく、検証が難しいため、何とも言えないような数字になっています。。。


トレンド入りするための戦法は?

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トレンド入りを狙いやすいタイミングが見えてきたところですが、
一体どのような戦法を取ればさらにトレンド入りに近づくことができるのでしょうか?

答えはズバリ、「投稿されていないワードを短時間で一斉に呟く」です。


上記の調査期間で起きた2つのケースについて紹介します。

ケース①古谷アナの寝坊欠席

TBSラジオ「土曜朝6時 木梨の会。」(毎週土曜6-7時)のアシスタントを務めるTBS古谷有美アナウンサーが3月2日の放送回に、寝坊で間に合わず生放送を欠席することが起きました。

(僕個人としては、木梨さんが生放送中に連絡のつかない古谷アナを優しく心配する姿勢や翌週の放送回での愛のあるいじりが好きです。笑)

放送開始から10分を経過した頃から「古谷アナの声がしない…」といったツイートが徐々に増えるようになりました。

放送開始以降の投稿の推移はこちら。

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「古谷アナ」を含むツイートは6-7時で222件ありましたが、直前の1時間(5-6時)では0件でした。

結果的に7時時点でトレンド10位にランクインしました。

「休日」の「朝」(7時)という時間帯では、このような件数でもトレンド入りが狙えるのかもしれません。


ケース②相葉雅紀さんの珍回答

こちらは日本テレビの番組「嵐にしやがれ」の早押しクイズ企画で相葉雅紀さんが「コロネの意味は?」という問題に「プーのホーン」と回答したことが笑いを生み、Twitter上でも投稿件数が一気に増加しました。

※ちなみに問題の正解は「ホルン」


投稿の推移はこちら。

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当然のように「プーのホーン」は相葉さんの回答までは投稿件数も0件ですが、相葉さんの回答以降、急激に増加します。

その後は、すぐに件数も下がるため、一時の盛り上がりにしか過ぎないのですが、「休日」の「夜」という激戦区の時間帯でも、0件→1848件に投稿が増加したという10分間の出来事だけでも、トレンド入りを果たしました。


以上の結果から、
「使われていないワードを短時間で一斉・集中的に呟く」ことで高い上昇率を作ることができ、時間帯によってはさほど多くない件数でもトレンド入りすることも可能なことがうかがえます。


■一斉投稿を活用した事例

ここからは短時間で一つのキーワードを集中的に投稿した事例を紹介します。

①カルビー「堅あげポテト ゆず塩レモン味」

まずはカルビー「堅あげポテト」の事例です。

2018年5月に堅あげポテトの「ゆず塩レモン味」が発売になりました。
この「ゆず塩レモン味」は堅あげポテトファンの集まりである「堅あげポテト応援部」と共同で一から商品開発がなされた商品です。

発売にあたって、堅あげポテト公式アカウントから「あなたが応援しているものをTwitterで一斉に叫ぼう」というキャンペーンが告知されました。

投稿キャンペーン期間は5月22日18-19時の1時間のみ!

まさに、短期集中投稿を促進し、注目される状況を作ろうとしたことがうかがえます。

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堅あげポテト公式アカウントの告知により、キャンペーン期間の1時間では5600件の投稿が生まれました。


②映画『プロメア』

続いては映画の事例です。

2019年5月24日に公開された映画『プロメア』。

公開直後から約1か月に渡り、Twitterの投稿件数(プロメア)が微増し続けるなど、映画を観た人を中心に徐々に話題が広がっていく中で、突然、公式アカウントでも何でもないアカウントから以下の呼びかけツイートが投稿されました。

「滅殺開墾ビーム」とは、劇中で堺雅人さんが声役を務める「クレイ・フォーサイト」が放つ強力な兵器。

詳しく言及するのは避けますが、堺雅人さんがブチギレながらぶっ放す「滅殺開墾ビーム」は数多いる文明人が一瞬で怒り猛るであろう威力と狂気の沙汰を兼ね備えたパワーワード兵器であります(誉め言葉)。

この「滅殺開墾ビームを6月6日20時からTwitter上で撃ちましょう」という呼びかけが行われました。

当日20時以降の投稿推移がこちら。

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出だしの20時での投稿が少ないものの、20時11分にはTwitterのトレンド入りをしていたそう。(公式アカウント情報)


徐々に投稿が増えていき、プロメア公式もさらにこの流れに便乗するなど、一大モーメントとなっていきました。


日時を意識した集中的な投稿がトレンド入りの近道

以上、トレンド入りを狙う視点でまとめてきました。

結局のところ、曜日や時間帯を加味しつつ、「上昇率」を重視して、堅あげポテトのような投稿のルール・枠組み(投稿時間など)や『プロメア』のような「●時に投稿しよう!」といった号令に乗っかれる環境を整えてあげることがトレンド入りを狙う上で有効なアプローチだと考えられます。


執筆:バズ麻呂の「呂」担当

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