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[ Vol.9 ] バズ技⑤ リアル広告を活用せよ!

最後のバズのポイントの今回は、ずばり「リアル(メディア)を活用せよ」です。SNS上で話題になるものは必ずしも、オンラインコンテンツではないことも。

意外と、新聞広告や屋外広告を起点にした取組がSNS上で話題になる事も多いです。そこで今回はSNSでの話題化を狙ったリアルでの広告展開事例をご紹介します。

例えばユニークな新聞広告が有名なのは、KINCHOです。
SNS上で広く話題になり、ネットニュースに制作の裏側が特集されました。

新聞から飛び出す、折り紙にするなど新聞でしか出来ない工夫を凝らし、毎年話題化に成功をしています。

また最近では、日本最大級クラウドソーシングの「ランサーズ」が、「採用をやめよう」という大胆不敵なメッセ―ジを日経新聞に天地逆さに掲載。また昨年のバレンタイン前に、チョコレイトが「日本は義理チョコをやめよう」というメッセージの広告を出稿し話題をさらいました。

屋外広告もSNSと組み合わせて話題になっています。
最近では、就職・転職口コミサイトの「OpenWork(元Vokers)」が、新宿駅のプロムナードに「#社員クチコミ図書館」 という名うち、サイト内の評価で選ばれた働き甲斐のある会社100社の口コミを本にして展示。会社の口コミを立ち読みできると話題になりました。

また電車内の広告でもこんな工夫が。
高橋一生さんを起用した、クラシエ車内広告。一見何の変哲もない広告に見えますが・・・

文頭の文字を左から読むと・・・「一生さんの腕の血管が好きです」!!!

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うん、確かに血管はすごい・・・。これでニュース化もし、8万RT超の話題化ぶり。ちょっとした工夫がここまで効果を発揮するのもTwitterならでは。

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つづいては、風刺的なこちらの事例。
ヒップホップの新王者とも称され、世界で初めてラッパーでピュリツァー賞を受賞したケンドリック・ラマーが来日時に、東京メトロ国会議事堂前駅、霞ヶ関駅に出現した広告。(私も現場に直行しパシャリ↓)

黒塗りの文書の上には「DAMN.(クソが!)」の文字・・・
文書をよく見てみると、当時世間を賑わらせていた森友・加計問題などを風刺した内容に。

一見下火に見える、新聞広告や屋外広告も、隆盛するSNS起点での話題化の仕掛けと絡み合わせる事で、従来とは異なる価値をみせています。SNS施策のプランニングに、リアル広告活用も重要な話題化の手法の一つですね。

以上、第9回「リアル広告を活用せよ!」でした。



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