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福岡県豊前市への移住。家を探して古民家に住むまで

福岡県内の100万人都市から、人口2万6千人の豊前市に移住した。

前もって時間をかけて計画を練り…ではなく、急遽移住することになった。

無茶なスケジュールを通してくれた、豊前市役所の方々のおかげでしかない。

その時のフローをざっくりまとめておく。

スケジュールはともかく、今後、豊前市に移住を考えている人の参考になればと思う。

新居は豊前市の空き家バンクから賃貸を探した

戸建てに絞っていたことや、評判の良いと思われる不動産屋さんを探す時間もないと、豊前市の空き家バンクから探すことにした。

万が一何かトラブルがあっても、当事者間でしかやり取りができないよりも、誰か間に入っていてもらった方が、知らない土地ではいいかと思ったからだ。

それに豊前市は移住支援の一環で、空き家バンクを運営しているようにも見受けられた。

幸いすぐに候補が見つかり、移住相談と一緒に住まいの下見もできた。
移住相談から実際に移り住むまで、最初に相談を受けてくれた豊前市役所の総合政策課が案内や手配をしてくれた。

↑見学がすぐできる仕組みは、豊前市のこの職員さんのアイデアだったらしい。
アイデアの発案も、アイデアを即現場に取り入れる豊前市役所もすごいと思った。
我が家の対応をしてくれたのもこの方、ありがとうございました、生活環境課の木下さん。もちろん総合政策課のみなさんー!!

私たちが借りた空き家バンクの古民家は、地元の不動産業者さんが仲介していた物件。

その不動産の方には草刈りやサッシ交換を地域の業者さんに手配してくれたり、その他古民家ならではの虫(ムカデ)対策など、暮らしに必要なことを教えてもらった。

地方移住にネックなのが「住まい探し」と後で知った。
しかし豊前市の賃料は移住元よりも安価で、民間業者も含めると、コーポやマンション、戸建てと色々ありそうだった。

選んだポイントまとめ
①トイレは水洗(子供がまだ小さいので汲み取りは避けた。リフォーム済なのは有り難かった)
②公共交通機関が徒歩圏内で利用できること(豊前にはJR宇島駅があり、特急で小倉まで特急で27分)
③修繕無しで入居可能(空き家期間が長く無いこと)
④戸建てで賃貸
⑤音が気にならない程度に隣家と離れていること

妥協したポイントまとめ
①築年数(増築されていたし、特に本体の築年数は不明)
②風呂場の換気扇なし(古民家ならではの換気の仕組みあり。むしろすごいのか?)

新居に移るまでの仮住まいに。豊前暮らし体験施設「山内のいえ」

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新居に実際に住めるようになるまで、少し日数が必要だった。

そのため数日、豊前市役所が運営している「山内のいえ」という豊前移住体験施設に仮住まいすることになる。

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リノベーションされた立派な古民家。

水回りは綺麗、業務用のガスコンロ、薪ストーブと、充実した設備。

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移住前のお試し体験や、移住後の仕事探しや部屋探しにと使える。
1日1000円で2日以上30日間まで連続利用が可能な施設だ。

基本的な生活用品が揃っているので、ここでは不便なく暮らすことができた。

▼豊前のWebメディアにも紹介されている「山内のいえ」

【体験者座談会あり!】豊前で「お試し暮らし&仕事」ができる!古民家リノベ「山内のいえ

山内のいえを出て、新居へ

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元々の造りがとても凝っている、古民家。

新居なのに古民家。

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こんな細工、今時の建売住宅には絶対ない。

気に入った家だけど、暮らしが落ち着くまで、結構手がかかった。

古民家は窓が多く、カーテンやセキュリティ対策など、今までに無い手間だった。

虫が嫌いなのに、庭付きの戸建てがよかったという我が子のために、この先は虫対策も大変だと思う。

あとは四季を通して、過ごしやすさや厳しさも、知っていくことになるのだろう。

豊前市街地は、冬の積雪は北九州市程度で、冬タイヤが不要と、北九州市から豊前市に通っている業者さんから聞いた。
ただし山間部は積雪がある年が多いので、冬タイヤが必要でしょうねとのこと。

移住して一ヶ月後に書いた豊前の感想

古民家虫事情


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