![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41302979/rectangle_large_type_2_78b3fa28c70a2090b4fe10d8bc3467e3.png?width=800)
【#10】Made in 奈良法隆寺x東京下町連合
バタフライボードの福島です。
2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化のウラ側』を少しづつですが共有させて頂きます。
第10回目は Made in 奈良法隆寺x東京下町連合 で臨む新たなモノづくりです。
前回のウルトラライト・ハードカバーの開発にあたり、コンセプトと指標が見えてきた中で、どうやって作るかが大きな問題でした。
既存の東京工場ネットワークで有識者と相談を重ねたものの、ハードカバー制作は樹脂や金属系素材で追込んでも、
・軽さ
・剛性
・コスト
の大事な3要素の両立が難しいことが分かってきました。
そこで、notesXと並行開発を進めていた「アルバムメーカーさん」に相談をさせて頂くことに。
▼こちらでアルバムメーカーさんとの出会いを紹介しています。奈良法隆寺工場をもち、創業80年の歴史、そして、一貫して『紙』をベースにアルバムや台紙を制作しています。
昨年より、バタフライボードの特許技術「スナップバインディングテクノロジー」をアルバムに応用し開発を進めてきました。
紙製の初代バタフライボードを海外展開した際に、「反りの問題」で苦労した経験から、『紙』の奥深さを痛感していました。
そこで、アルバムメーカーさんの、
・紙の『軽さと剛性』のメリットの最大化する技術
・『反りや水に弱い』デメリットを最小化するノウハウ
は、80年の歴史で培われている素晴らしい経験値です。
という事で『紙という生き物』をベースに、軽くて、強くて、水に強いカバーの共同開発に着手しました。
開発当初は、「やりたい事」と「できる事」の狭間で上手く進みませんでしたが、トライアンドエラーを繰返し、
・機能を満たし、
・品位を高め、
・安定生産可能
な仕様を追い込んでいきました。
この過程をコロナでの工場立入制限下で行うのは至難でしたが、工場の方々の多大なご協力で、プリプロ生産ができました。
そして、カバー以外の全てのパーツを、優れた技術を持つ工場の東京下町工場連合で、
・素材
・形状
・印刷
・作りやすさなど
徹底的にこだわり抜き、サンプル確認、改善、最終仕様決定し、部材配送テストや、検品を兼ねたプリプロ生産を実施し、無事完了。
今までは優れた技術の工場ネットワーク力で生産しましたが、今回のnotesXは、新たに「業界」「地域」が異なる工場を活用し、
「複数工場の連携で製品を生産する」という、前例のないモノづくりのチャレンジを行います。
つづく
バタフライボードは “Hello, idea”® をコンセプトにアイデアに出会う道具を進化させ続けている会社です。
ツイッターでも発信してます。ぜひフォローをよろしくお願い致します 🙇🏻♂️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?