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"Don't Judge Me"という言葉の強さ。

アメリカのドラマや映画、TV番組を観ているとよく耳にする”Don’t Judge Me"という言葉。言い争いや喧嘩の最中に誰かがこの言葉を発する事が多く、日本語に訳すと「私を批判しないで」、「私のことを勝手に判断しないで」、または「私のことを決めつけないで」という感じでしょうか?日本語訳を眺めてみると、やはりこんなセリフを日本人同士で言う機会は滅多に無いな。。と感じてしまいますが、アメリカでは日常茶飯事に聞こえてくる言葉かと思います。日本人は基本的にあまり言い争いや喧嘩をしない人達である、という事もこの言葉をあまり耳にしない理由の一つかもしれません。

そして、大体の場合この"Don't Judge Me!"と言われてしまった側の人は、口を閉じてしまう事になるのです。"Oh,,,,,,I'm sorry..."と謝ることが自然な流れでしょうか。そんな様子を映画やテレビで観ている私は、「あぁ、これを言われたらもう何も言えないわ・・・」と同情するしかありません。そのくらい、とても強い意思表示の言葉のように思うのです。

"Don't judge me"のあとには様々な言葉を付け加えられます。

”Don’t judge me, if you don't know me" =”私のことを知らないのなら、私を勝手に判断しないで”

”Don't judge me, I'm not a book.” = ”私の外見だけで判断しないで、私は本じゃないのよ"

"Don't judge me by my past. I don't live there anymore" = "私を私の過去で判断しないで。私は今に生きているの”

あぁ、本当になんて強い言葉なのだと、若干の怖さを感じつつもホレボレしてしまいます。

日本で暮らし、日本人同士で会話をする際この”Don’t Judge Me!"という言葉を発する機会はこの先もあまりないように思うけれど、人には人それぞれのストーリーや価値観が必ず存在してるのだから、互いにそれを尊重しあいながら関りを持つというマインドは常に持っていたいと思います。この"Don't Judge Me"という言葉がそれを私に教えてくれているように思います。そして例え日本人でもたまには、”Don’t Judge Me!!"と叫んでみても良いように思うのです。どんどん変わる時代の中で、これまでなかなか自己主張を得意としてこなかった我々も、大いに自分自身や自分の価値観を声をだして表してみても良いのかもしれません。

ちなみに、ちょっと余談ではありますが、Judgeを使った私の大好きな言葉があります。

"True friends don't judge each other. They judge other people together" = "本当の友達は互いを批判しない。一緒になって他の人を批判するものよ"

これは十数年前に観たアメリカのドラマのセリフ。きっとどこかの言葉を引用したセリフなのだと思いますが、ずっと頭から離れることはありませんでした。英語学習は言葉そのものだけでなく、その言語が持つ様々な魅力をくみ取ることで人生を豊かにしてくれます。引き続き私は英語に魅了されながら、のんびり学んで参ります。

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