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この世には男性もいましたね

女子づくしが 私にはHappy


この世には男性もいたんだった!と不意に改めてハッとする事がある。
意味不明かもしれないけれど、
私の世界の登場人物はほぼ女性のみで構成されている。

母とスポーツジムについての会話の途中
そういえば男性も同じプールを利用するのよね?!
うーーん残念、それでは気持ちよく過ごせない、、、という展開になった。
そのような発言は控えるべき。
少なくとも親しくしてくれている人たちには敢えてそのような事を
伝える必要はないから気をつけること!と何度も注意をされている。
彼女達には旦那さんや息子さんもいる訳だし、
個人の拘りによる過激な発言は、良い気分はしないだろう。
もしこれを読むことで気分を害された方がありましたら、ごめんなさいです。

常日頃から男性に嫌悪感や敵対心を抱いているわけではない。
できれば会話をしたくないとか、
同じ空気を吸いたくない みたいなのでもない。
(視界に入らない方がより快適ではあるのは事実)
女性とは思考が異なるから話していて刺激的で、学びが多いこともあるし、
もちろん今は”人”として捉えられていることも多々ある。
実はある程度の年齢までは、
同じように傷つき、悲しみを感じる”人”としての認識すら危うかった。

店員さんやテレビの向こうのアナウンサーが男性でも
それはなんら問題ないのだけど、
普段はなんというか、男性という存在に靄がかかっている。
もしかしたら、これこそが壁を作っているということなのだろうか?

家には母、姉、私そして飼った犬もみんなメス。
中学から女子校、仲良しの友人達もほとんどが姉妹のみの家族構成。
父は単身赴任の時期もあり不在がち、後に離婚。
両祖父は産まれた時すでに他界していて祖母しか知らない。
見渡す限り女性の環境で育ってきた。
私の場合は父との関係が難しかった様なので、男性(つまり父)不在の家は
気持ちがすっきりと開放的になれたし、
遮っていた何かが姿を消してパァー!っと明るい日々が過ごせるのだった。
パパがいない生活の方が好き。申し訳ないと思いつつ、本心だ。

ここに書き出したら膨大になってしまうくらい
男性に対しての小さな引っかかりは言葉にすると山のようにあるけれど、
それは産まれた時からの父との関係が、
父の私への接し方が違っていたなら、
こんな風に引っかかることもなかったのだろうなぁ。。。なんて
言っても仕方ないタラレバがぼんやりと頭をかすめる。

上手く甘える事ができないし、
どこかでいつも負けたくないという闘争心を秘めている。
女性は男性に守ってもらうって、それなにごと? ってな具合。
父親という一番身近な異性から守ってもらえるという安心感を得ていたなら、
物腰柔らかに優しく穏やかで男性からみても”かわいい”人であれたかもしれないな。なんて、マルっと父のせいということにして、
決して嫌いではない今のこの感覚を抱いたまま、きっとこの後も過ごしていく。

悪人を追い払いたいシーン(ってどんな?笑)では、悔しい思いをする。
同じことを男性の声や体で発するだけで、相手(悪人)の態度が変わるから。
交渉ごとや理不尽な押さえつけに立ち向かう際などに、
声色が変わるボタンが背中に付いていたらどんなに助かるだろうといつも思う。

でもそんな稀なシーン以外では
オールキャストが女性であることは、かなりスムーズで快適だ。
「能力」の話をして男性の気持ちを逆撫でするつもりはないけれど
女性のパワーと愛情を武器に
これからも女性=私にしかできない方法で人生を歩み続けたい。

あれ、でもそういえば
男性云々と言っておきながらなんなのだけど、
ゲイ、トランスジェンダーを題材にした映画や物語に
強く強く惹かれるのはなぜだろう。



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