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京博 特別展 西国三十三ヶ所の信仰と至宝

京都国立博物館 西国三十三所 草創1300年記念 特別展「聖地をたずねて─西国三十三所の信仰と至宝─」へ行ってきました。
久しぶりの京都駅は人もまばらで、入国制限と自粛の影響をひしひし感じます。


さて、展示の方は、草創1300年記念事業の締めくくりに相応しく、気合の入った内容です。


そもそもなぜ三十三ヶ所かというと、法華経 観音経で、観音様が衆生の悩みに応じて33の姿に変幻して救う、という教えに由来してたのですね、なるほどー。

終始、音声ガイドを務めるみうらじゅん、いとうせいこうの見仏コンビのゆるい感想が楽しいです。
ずっと二人で「いいねー、このお寺行ったねー」って言っています(笑)
ファンの方はもちろん、初めての方も聴くとより楽しめると思います。

後半は、江戸時代から現在までほぼ変わりのない御朱印帳やガイド本の展示もあり、日本人のスタンプラリー好きのルーツを感じます。
御詠歌も各お寺のキャッチコピーみたいだし、庶民に親しまれてきた信仰、って感じですね。


今回改めて数えたら、三十三ヶ所中20ヶ所は既に訪問済み。常時仏像拝観ができるわけではないお寺も多いですが、ご縁のあるタイミングでいつかコンプリートとしたいなあ、と思います。

以下、印象に残った仏像たち。
観音菩薩立像 /兵庫 一乗寺 (画像見つからず、、)
アゴがシャクれてるのが可愛い。お寺のイチオシにしたら流行りそう。

那智山経塚出土仏教遺品↑
ミニチュアの立体曼荼羅は初めて見ました。日本唯一だそう。お雛様みたいだし、一つ一つのデザインが洗練されているし、欲しい!これのガチャガチャがグッズにあったら、絶対回してた。

頂法寺 秘仏 如意輪観音坐像
ポスターの中央にいらっしゃる方です。素地に截金、非常に繊細で女性的な印象のお像ですね。如意輪観音様、やっぱり好きです。

以上です!


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