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仏像キッズのポテンシャル -恐竜と仏像とロマンの話

最近、仏像アイドル、芸人、お坊さんバーに、youtuberなど、空前の仏像ブームですね。

一方で、仏教徒が激減している、というニュースも。

個人的には、趣味としての仏像が仏教へのきっかけでもいいと思っているタイプです。

そして、仏教を盛り上げるヒントは、恐竜と仏像の共通点から考えて、仏像キッズの育成にあると思っています。

マーケティングでいうところの、POME (Point of Marketing Entry) 戦略です。

例えば、「夏の恐竜、冬の仏像」というテーマで、冬休みのお寺仏像スタンプラリーなんてどうでしょうか。

仏像界の一番の課題は、大半の「仏像好きになるポテンシャルを持った人達」が、仏像を知るタイミングが、教科書や修学旅行であり、つまり、「勉強」の一部として出会い、魅力に気づかないまま大人になることだと思うのです。

仏像と恐竜の共通点、それは、3Dのロマンです。「こんな変てこな形の、大きいものがずっと昔にいたなんて。」という感動が一緒なのです。

そして、皆さんご存知の通り、恐竜は一部のキッズにとっては、激アツコンテンツです。

永遠に恐竜を逃がし続ける映画「ジュラシックパーク」シリーズが一役買ってることは間違いありませんが、夏休みになると、全国の博物館の恐竜展に押しかけ、図鑑を買い、難しい学名から最新の学説まで暗記してしまう子供たちを見ると、仏像にハマるポテンシャルしか感じません。

そういえば、「ドラえもん のび太の新恐竜」も公開中ですね。恐竜人気って本当にすごい。

実は、私は初代ジュラシックパークで幼稚園生の頃から、恐竜好きなのです。そこから、大人になって、仏像オタクになりました。

そして、私だけかと思っていたら、そうではありません。

仏像ファンの教祖であるみうらじゅんは、祖父に連れられてお寺にいくまでは、怪獣好きでした。

恐竜キッズの憧れ「ダイナソー小林」こと、北海道大学の小林快次教授は子供の頃、仏像の追っかけでした。


奇しくも、みうらさんは京都、小林さんは福井という仏像のメッカにいたため、仏像と早いタイミングで出会えたのだと思います。でも、大半の人にはそのチャンスはありません。

子ども用恐竜図鑑は、乗り物図鑑くらい人気なのに、仏像図鑑は見かけません。

そんなわけで、私が仏教界の人だったら、全力で、仏像キッズ育成企画を考えます。

仏像は、子どもたちの憧れコンテンツになる可能性があるのです。

子供がいっぱい会いに来たら、ほとけ様だって喜ぶに違いないのです。

以上、仏像オタクの独り言でした。

賛同する人は、ぜひスキしてください。(笑)では!



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