MacBookのクリックできない問題を解決
古い MacBook(MacOS)を長く使っていると、ごく稀にログイン時にトラックパッドにてクリックができない現状が発生することがあります。
不思議なことに、トラックパッドを操作すると、マウスポインターは正常に動くというのが特徴です。
この状態に一度でもなってしまった場合、強制的に再起動しても元の状態には戻りません。
また、この状態になると、ログインユーザ名を選択できないため、パスワードを入力できないことになります。
一時的な回避方法ととして、USBマウスを MacBookに接続することで、マウスの左ボタンをクリックすることができるようになります。
ログインユーザ名を選択し、キーボードは、問題なく使える状態ですので、ログインパスワードを入力すれば、通常の通り、起動できるはずです。
しかし、先ほども述べたように、この現象が一度発生したら、自動的に回復することはありません。
何が怖いかと言うと、MacOSの再インストールが必要になった際や、OSのアップグレードをしたい際に、本現象のせいで操作ができず、プロセスが途中になったまま、元に戻せないといった致命的な事態にもなることです。
そこで、この症状が発生した場合、次の方法で行うことで、おそらく復旧するでしょう。
まず、本現象の発生原因には、次のようなことが考えられます。
① バッテリの劣化により膨張が発生し、トラックパッドを内部から押し上げ、物理的にクリックできなくなっている。
② ソフトウェア上の不具合
③ その他(断線などのハードウェア障害、設定ミス等)
上記①の場合は、バッテリの交換を行うことで解決します。
バッテリの交換が必要かどうかは、以下の方法でバッテリーの状態を確認することで判断できます。
アップルメニュー >「システム設定」と選択し、サイドバーで「バッテリー」 をクリックします。 (下にスクロールする必要がある場合があります。) 右側で「バッテリーの状態」を確認します。
すると、次のいずれかの状態が表示されます
正常: バッテリーは正常に機能しています。
修理サービス推奨: バッテリーは正常に動作していますが、充電可能量は新品時より減少しています。バッテリーの交換を検討することをおすすめします。
ステータスが正常である場合は、バッテリ膨張の可能性は低いため、交換する必要はないでしょう。
ステータスが修理サービス推奨である場合、交換を検討してみるいいと思いますが、まずは、上記②の問題を疑い、対処してからでも遅くありません。
それでは②について説明いたします。
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