広告運用が出来ても広告代理店を作れない理由
【広告運用が出来ても広告代理店を作れない理由】
私はマーケティングのキャリアが広告代理店から始まっているので痛感しているのですが、広告運用の仕事が出来ても広告代理店として会社を育てるのは意外なほど難しいです。
その理由は、広告代理店というビジネスモデルは、ある種ビジネスの総合格闘技みたいに色々なスキルセットが合わさらないと成長できないからです。
例えば、僕が思うに広告代理店として会社を巨大化させるには以下のようなケイパビリティが必要だと思います。
・広告運用スキル
・ハンパじゃない営業力(ドブ板、テレアポ、飛び込み、メール、手紙、セールスイズ)
・広告運用以外のあらゆるマーケティング能力
・特に総合等的にB2Bマーケティングが色々全部できる(THEモデル)
・クライアントワーク力(カスタマーサクセス)
・コンサル力(広告運用のスキルは意外なほど横展開が出来ないのでw)
・商材選定能力
・巨大予算運用能力
・人事能力(社員育成、パートナー選定)
・多少のプログラミング能力
この中でも特に「ハンパじゃない営業力」は凄く重要で、もはや「広告代理店やってます」という人が居ると「営業会社やってます!」という風に僕は聞こえます。
ゴリゴリ営業出来るケイパビリティがある人がチームに居ないと広告代理店として財を成すのは至難の業だと僕は思っています。
ですんで、もはや広告運用の経験しか無いマーケターが広告代理店などやっていてもフリーランスに毛が生えたレベルの規模にしか、きっとならない。
これは、私自身が広告代理店を祖業として起業して1年間もがき苦しんで得た知見です。
一個ずつ詳しく説明していきます。
広告運用スキル
広告運用スキルは、広告代理店における中核的なスキルであり、クライアントが求める結果を達成するための重要な要素です。具体的には、Meta広告、Google広告、Yahoo広告...etc あらゆるプラットフォームごとの特性を理解し、それに応じた運用戦略(毎月100個くらい新しい施策をバンバン出す能力)が求められます。また、ターゲティング、クリエイティブの最適化、入札戦略の調整、コンバージョン測定など、広告運用に関連する多くの技術的な要素を熟知している必要があります。
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