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ドル/円は、138円代に。
一気に円高にふれてきました。


理由は先日のアメリカのCPIの結果。
予想を下回ったことから、利上げのピークアウトを予測し市場は反応し円高に振れています。

またS & Pなどのインデックスも上昇。
これも金利のピークアウトを見込んでです。


なぜ、金利が下がると株価は上がるのでしょうか。

理由は
金利下がる→お金を調達しやすくなる→企業が融資をしてパワーアップできる→利益が上がる可能性がある→株価が上がる

こんなイメージです。

金利が下がれば、市場にお金が溢れ始めるので、市民はお金を投資につぎ込みやすくなるため、株などの購入が盛んになり、株価は上がります。

ちなみに、株が買われ始めると次は、仮想通貨などにも影響がでます。
本来は、株価などに依存しないアセットとして、仮想通貨はポジショニングがありましたが、最近は、株価に明らかに連動していますね。

株価が上がると、仮想通貨などが上がる理由は正に欲の追求です。

株価上がる→お金を儲けやすい状況になり、また株価上昇でそれを実感する→更に資産を増やしたいと思うようになり仮想通貨などにお金が流れる→仮想通貨価格が上昇する。

こんなイメージです。

ちなみに、株価が上がると、住宅価格なども揚がるケースが多いです。

このように景気にはサイクルがあります。

一般的には、金融相場→業績相場→逆金融相場→逆業績相場の流れです。

金融相場とは金利低下により、金を意図的に溢れさせる状況です。
業績相場とは、金融相場を受け、余ったお金が利用され企業に利用され企業業績が良くなってきた状況です。
逆金融相場とは、加熱した景気を抑えるため、金利が上昇している状況です。
逆業績相場とは、金利上昇により、企業はお金を使いにくくなり、業績が悪化している状況です。

このサイクルが基本的には続きます。
ちなみに、アメリカは今どの状況でしょうか。

まさに、逆金融相場の中間を過ぎた辺りですね。
つまり、セオリーでいくとアメリカの株価が下がるのは実はこれからです。

暫く金利のピークアウトの期待から株価が上がりましたが、そこまで長くは続かないでしょう。

この流れを理解していると、長期投資戦略は
たてやすくなります。

すなわち、これから数年は間違いなく株価は不安定になります。
従って、株価は安値になるため、このような時期に淡々と積立て購入をしておけば、次の金融相場で爆益になります。

本当に金融相場、業績相場がまた来るのか?こないケースはないのか不安な方もいるかもしれません。

日本がそうですね。
もう、30年ぐらい金融相場ですが、業績相場に移行しません。

理由はアメリカと株に対するスタンスが違うんですね。

日本は株価下がってもダイレクトに影響受けるのは企業のみです。
つまり、投資家が少ないので、株価下がっても不満が少ないんですね。だから、政府は企業のためにしか、株価誘導政策をしません。

しかし、アメリカは違います。株は、アメリカ人の年金です。
アメリカは日本のように年金制度がないため、株で老後資金を作ります。従って、株価下がれば、市民の不満は爆発し簡単に政権が覆ります。従って、株価を国として維持しないといけないんですね。なので、金融緩和のレベルも違います。
従ってインフレにもなるのですが。。。

この構造的な違いから、アメリカは明確なサイクルが生まれやすいと言われています。他にも理由がありますが、長くなるのでまたの機会に。

まだ暫く株の仕込み時が続きます。
また、円高になれば尚更ですね。

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