ギャンブル

【現代日本昔ばなし 6】ギャンブル男とダイエット女

 むかしむかし、あるところに ぎゃんぶるおとこと ダイエットおんなの ふうふが いました。

ぎゃんぶるおとこは ぶらっくきぎょうで だいえっとおんなは ふりーのねいりすととして はたらいていました。

しゅうまつには ぎゃんぶるおとこは ぱちんこ けいばで だいえっとおんなは こうかがちっともあらわれないえすてに かせぎの ほとんどを ついやしていました。

しゅうまつに なにもえられていないことに きづいた ふたりは ひどく おちこんだきぶんに なることも ありましたが、それはそれで なんとか しあわせに くらしていました。

 あるとしのくれ ぎゃんぶるおとこは おもいました。
「くりすますくらいは なにか ぷれぜんとを かってあげたいないあ。」

ぎゃんぶるおとこは だいえっとおんなに ぷれぜんとを かうために ぎゃんぶるを やめました。

すると、どうでしょう。
みるみるうちに おかねが たまっていくでは ありませんか。

「この おかねで だいえっとおんなが もっと やせれるように るーむらんなーを かってあげよう。」

ぎゃんぶるおとこは てれふぉんしょっぴんぐで るーむらんなーを かうことに きめました。

もちろん、おぺれーたーが ふえている 30ぷんかんの あいだに。

おなじころ、だいえっとおんなも おもいました。
「くりすますくらいは なにか ぷれぜんとを かってあげたいわ。」

だいえっとおんなは、ぎゃんぶるおとこに ぷれぜんとを かうために えすてがよいを やめました。

すると、どうでしょう。
みるみるうちに おかねが たまっていくでは ありませんか。

「この おかねで ぎゃんぶるおとこが かてるように じたくに れんしゅうようの ぱちんこのげーむを かってあげよう。」

だいえっとおんなは あまぞんで ぱちんこげーむを かいました。

そのとしの くりすますが やってきました。

ぎゃんぶるおとこは いいました。
「ぷれぜんとが あるんだ。きっと よろこんぶと おもうよ。」

だいえっとおんなが じゃぱねっとの はこを あけると そこには それはみごとな るーむらんなーが ありました。

「わたしもよ。ぷれぜんとがあるの。」
だいえっとおんなもいいました。

ぎゃんぶるおとこが あまぞんの はこを あけると げーむきほんたいと てれび、 ぱちんこの げーむが ありました。

「ぼくは、ぷれぜんとを かうために、ぎゃんぶるを やめたんだ。」

「わたしも、ぷれぜんとを かうために えすてがよいを やめたの。」

ふたりは そういうと、おたがいの ぷれぜんとを みました。

そして、いいました。

「そんな ばーちゃるで ほんとの ぎゃんぶるが あじわえる わけがない。かねを かけてこその ぎゃんぶるだ。」

「わたしは らくして やせたいの。そんな あせかいて やるのなんて どうせ つづかないわ。」

すぐに  ふたりは ぷれぜんとを めるかりに しゅっぴんし、そのかねで ぎゃんぶると えすてをつづけ、なんとなく だらだらと しあわせに くらしましたとさ。

めでたしめでたし

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