辛口レビュアー

【現代日本昔ばなし26】辛口レビュアー

 むかしむかし、あるところに、からくち れびゅあーが いました。

れびゅあーは、おみせに たべにいくと かならず、その おみせの れびゅーを ぐるめ さいとに のせて いたのでした。

しかし、その ひょうかは いつも からくち。

たべたものは、しょせん 500えんの ぎゅうどん なのに、やれ

「ぎゅうにくの しつが わるい。こんなものは ぎゅうにくと よべない。」

やら

「せっきゃくたいどが わるい。こうきゅう ふれんち れすとらんを みならってほしい。」

などと、まとはずれで、ほぼ いいがかりに ちかい れべるでした。


 あるとき、からくち れびゅあーが いつものように、しょっけんせいの ていしょくやさんで ごはんを たべながら

「しょっけんの もじがよみにくくて たべるきに ならない。」

と くそみたいな れびゅーを かいていると、なんと、おなじ みせに ほし5を つけている れびゅあーが いるでは ありませんか。

きになって、なかみを よんでみると

「しょっけんせいは てんいんと むだに しゃべらなくて よく、すばらしい。みずが、れもんあじが ついている。わりばしで じゃないから、よい。」

と べたぼめです。

この れびゅあーの かいた べつの みせの れびゅーも よんで みましたが、ほし5 ばかり。

そうです。

あまくち れびゅあーが あらわれたのです。

からくち れびゅあーは、おもいました。

「ああ。これでは、せっかく からくちで ほし1を つけても うちけされて しまう。どうしたものか。」


 そこで、からくちれびゅあーは ぐるめ さいとを つかうのを やめる ことに しました。

そして、みずから からくち せんもんの れびゅーさいとを たちあげたのです。

そのなも、「とないで この みせだけは ぜったいに いくな 10000」。

もちろん、すぐに えんじょう しました。

からくちれびゅあーは

「こんな かんぺきな れびゅー なのに なぜ だろう」

と おちおこんで いました。

そこに

「まずい みせ ばかり 10000 も たべたなんて それだけで すごい。」

と ほめる かきこみを みつけました。

うれしくて あかうんとを みてみると、なんと れいの あまくちれびゅあー ではありませんか。

からくちれびゅあーは

「あなたは なんにでも あまい から あてに ならない。」

と へんしんを しました。

すると、

「ここまで からくちを てってい できるなんて すばらしい。」

と あまくち れびゅあー。

からくち れびゅあーが

「うるせえ!」

と かくと

「こめんとに はくりょくが あって、まさに ちから づよさを かんじて かんどう しました。」

と あまくち れびゅあー。

からくち れびゅあーは あきれはてて しまいました。

「もう あんな やつ あいてに しない。」

と きめた からくち れびゅあー。


 それからというもの、からくちれびゅあーは 「この れびゅあー は あてに ならない 10000」という さいとを たちあげ、それに たいして「れびゅあーの いけんを そんなに よんでいて すばらしい」という かえす あまくち れびゅあー と なんだ かんだ いちゃいちゃ して、しあわせに くらしましたとさ。

めでたしめでたし。



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