運命

【現代日本昔ばなし18】運命を感じる女

 むかしむかし、あるところに、すぐに うんめいを かんじて しまう おんなが いました。


 あるとき、おんなが あるいていると 、ねこが だんぼーるに いれて すてて ありました。

「まあ、すてねこだわ。だんぼーるで せいかつ しているなんて、すうねんまえの わたしと おなじだわ。これは うんめいよ。」

おんなは ねこを ひろうことにしました。


 また、あるとき、おんなが あるいていると、すまほが おちていました。

「まあ、すまほだわ。これ、わたしが つかっている すまほの ひとつ まえの かた だわ。これは、うんめいよ。」

おんなは、すまほを もってかえりました。


 さらに、あるとき、ぎんこうに いくと、おかねを ATMに いれている ひとたちが いました。

「まあ、おかねだわ。これは、わたしの さいふに はいっていたのと おなじだわ。これは、うんめいよ。」

おんなは、おかねを うばいさり、もちかえりました。


 しばらくして、おんなの いえに けいさつが やってきました。

「まあ、にんげんだわ。わたしと おんなじ。これは、うんめいよ。」

おんなは けいさつに つれられて いき、ろうやの なかで しあわせに くらしましたとさ。

めでたし めでたし


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