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新製品開発プロセスの全体像を掴む

こんにちは、事業計画研究所です。

本日は、題にもあるとおり新製品開発のプロセスを復習しよう!という回です。

昨今はコンテンツ消費の急速化に加えて寿命も短くなっている傾向にあるといわれています。

毎月、毎年新製品は数多く開発されていますが、
それらはどのような開発段階を経て市場に出回っているのでしょうか?

ひとつずつ整理していきたいと思います。
ぜひ、最後までご覧ください。


新製品開発の全体像


【1.アイデアの創出】

アイデアの発想は大きく分けて二つあります。
これらはマーケットインとプロダクトアウトという語句にも関連づけられます。
【シーズ発想】
開発機企業の強みを何か利用できないかと模索した発想がシーズ発想です。マーケットインの考え方と同様で、ニーズを満たすのではなく作るようなイメージです。  

【ニーズ発想】
市場のニーズを解決する方法を自社リソースを使って模索する発想です。
プロダクトアウトの考え方と同様に市場の不満や改善策を満たす製品を作ることです。

【2.スクリーニング】


創出された複数のアイデアを自社の企業理念や事業戦略などに照らし合わせます。いわゆるアイデアをふるいにかける行為です。

スクリーニングの基準はアイデアの発想するよりも難しく、
欠点ばかりに気を取られると事業性の高いアイデアを摘んでしまったり(ドロップエラー)、逆に採算性がない潜在的な事業性が低い開発を進めてしまう(ゴーエラー)が起きてしまうことがあります。

【3.製品コンセプトの開発】


現代はターゲットマーケティングが主流であるため、「どの年齢層に」・「どのようなターゲットに」などのターゲット選定と標的市場の模索が必要です。いわゆるポジショニングを規定するためのコンセプトを模索する必要があります。


【4.マーケティング戦略の検討】


3で検討されたコンセプトに基づいてマーケティング施策を検討します。
マーケティング戦略は多岐にわたり、様々な種類があります。
当noteでも様々なマーケティングについて記載してますので、下記に数例載せて起きます。


【5.経済性の評価】


「どんな製品を」・「どんな消費者に」・「どんな手段で届けるか」という3つのことが決まれば、あとは売上予測やその他採算性などの評価です。
具体的に言えば、
・短期、中期予想売上高
・利益率、原価率計算
これら等の「数字」として客観的に事業性を生み出していく作業です。
あくまで予想であるため、「ベストケース」と「ワーストケース」の2通りは最低作るようにしましょう。

【6.試作モデルの開発】


大きな企業の場合は、開発部門とマーケティング部門が分かれている場合が多いかと思います。
試作モデル開発の段階で両部門のすり合わせを行い、物理的側面と心理的側面のバランス・比較検討が必要です。
また、大量生産前の最終段階であるため致命的な欠陥等の再確認も非常に重要なこととなります。

【7.テストマーケティング】


対象とする大きな市場でいきなり展開していくことは、大きなリスクとなります。
まずは小さな市場(地域限定等)で販売を行い、製品デザインや生産数量・広告に当てる費用・流通経路の決定や調整などを最終的に行います。


【8.市場導入】


7段階で市場投入が可能と判断された場合は、本格的に企業の経営資源をフル活用して市場浸透をはかりにいきます。


本日はここまで!

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