企業もSNSを利用して当然?顧客にファンになってもらうことの大切さとコンテンツマーケティングについて
こんにちは、事業計画研究所です。
本日は6/18に説明したインフルエンサーマーケティングに続いてコンテンツマーケティングの説明をしようと思います。
消費行動や現在市場動向については6/18に投稿しましたので、良ければ合わせてご覧ください。
(*)がついてるところは最後に用語説明をいれております。
コンテンツマーケティングとは?
従来の「こんなにいい商品があるので、買ってください!」というような売り方とは異なり、
自社で発信するコンテンツを通じて、認知・興味を持ってもらうことから始めて、最終的に顧客になってもらおうという手法です。
もっと平たく言うならば、「ファンになってもらおう」(*1)ということですね。
「今」買ってくれる顧客ではなく「将来」買ってくれる顧客(*2)を見つけることが一番のポイントになります。
ほしいモノは事前に情報を検索してから買う時代へ
みなさんも身に覚えがあると思いますが、
気になった商品があった場合、レビューや世間の認知度などが気になったことはありませんか?
これはSNSの流行を通じて、自分で検索することにより商品の良し悪しをある程度判断できるようになったからです。
2011年にGoogle社が提唱したZMOTという消費行動モデルがこれに当たります。こちらのサイトでわかりやすく説明されてましたので共有させて頂きます。
引用:DS Magazine
現在はこの時代よりもSNS市場規模も倍増していると考えられます。
だからこそ、コンテンツを通じて顧客とつながりを持ち、自社のコミュニティに引き入れることが重要になってきます。
発信する内容は顧客の目線に立って
一番重要なことは、顧客にとって有益な情報を発信する事です。
自社コンテンツ(*3)を通じて、広告や自社商品の紹介をすることにあまり意味はありません。
あくまで「ファンになってもらう」ことを目先の目的としているわけですから、今顧客がほしい情報や悩みを情報発信・解決(*4)していくことが大切です。
引用:ライオン株式会社
コンテンツマーケティングの成功例としてよく、よく紹介されているのがライオン株式会社です。
ライオン株式会社自体は、オーラルケアをはじめとした家庭用洗剤などの製品が主力ですが、Lidea自体は日常のお役立ち情報を発信しています。
また、こういったブログ型のコンテンツを「ストック型」といいます。
継続するにつれて、コンテンツ量のボリュームが増えていくので顧客に認知されやすくなりますし(*5)、専門性も向上していくといわれています。
すなわち、積み上げたコンテンツ自体が企業資産になりうるということです。
フロー型コンテンツをうまく活用する
ストック型とは対照的にフロー型コンテンツは、
「タイムリーで旬な情報を届ける」・「顧客と交流する場」として使われることが多いです。
いわゆるSNS・twitter・Instagramなどを指します。
先ほどのLideaサイトを見ればわかりますが、サイト運営以外にもtwitterなども定期的に更新しています。
最近は企業のtwitterなどでも「中の人」と呼ばれる人が話題になったりと、これまでの事務的な発信だけではなく、人間味をあえて見せていくような傾向にあります。
それぞれのコンテンツを繋げて導線をキレイにする
☆ストック型とフロー型を目的別にうまく活用する☆
ストック型コンテンツは容易に始めることができますが、集客に時間を要するデメリットもあります。
フロー型コンテンツの拡散性が優れる点をうまく使い、
「フロー型コンテンツ⇔ストック型コンテンツ」と相互に行き来できるような導線設計が重要になります。
また、導線設計する際には「最後にどこに行きついてほしいか。」を考えることが何よりも重要です。 (*6)
そのほかにもサイトを訪れる顧客像を詳しく設定する(*7)など、重要な事はたくさんありますが長くなってしまうので割愛させて頂きます。
まとめ
スモールビジネスや副業などは特に認知されることが重要なので、SNS利用はほぼ必須といっても過言はありません。
時代背景をとらえて、とりあえずSNS利用をしてる方は多いと思いますが「どういった使い方をするべきなのか」・「どのような目的で使うのか」を明確に考えてみてはいかがでしょうか。
また、ストック型コンテンツの構築・収益化には時間がかかってしまうため「結果が出る前にやめてしまう」ことは避けないといけないですね。
この話題でよく使われるビジネス用語
(* 1)顧客ロイヤリティ
企業への愛着や信頼を意味する。ここではファンと訳しました。
(*2)リード顧客
見込み顧客のこと。将来購買に繋がる可能性がある顧客
(*3)オウンドメディア
自社で運営するメディアやコンテンツのこと。
(*4)ホワイトペーパー
企業が持ちうるノウハウやお役立ち情報のこと。
Web上に公開された資料のことを一般的に指す。
(*5)コンテンツSEO
検索エンジンを使用した検索結果で上位に表示されるように対策すること
コンテンツマーケティングとは別の意味で使用されています。
(*6)コンバージョン
webサイトでの最終的な成果と訳されている事が多い。要するに利益につながるアクションのこと。
具体例)webサイトでの商品購入、問い合わせ、メール購読etc.....
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