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辞書の生き物 #301 冬虫夏草:とうちゅうかそう

冬虫夏草

昆虫の幼虫などに寄生するキノコの一種で、漢方の生薬や中華の薬膳料理の食材として珍重されています。

もともとはチベット地方でオオコウモリガという蛾の幼虫に寄生して発生するキノコを「冬虫夏草」と呼んでいました。

チベットでは、このキノコは冬は虫の姿で過ごし、夏になると草になると考えれれていたことから付けられた名前です。

オオコウモリガに限らず、ニイニイゼミに寄生するセミタケや、他の蛾に寄生するサナギタケなども冬虫夏草と呼ばれるようになっており、日本でも見つかることがあります。



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