夕立は馬の背を分ける #83 辞書の生き物
夕立は馬の背を分ける
激しく降る夏の夕立ですが、雨の降る範囲は狭いことのたとえとして使われます。
雨を降らす雲と一緒に夕立がやってきて、雨の範囲が通り過ぎるところを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
馬の背
「馬の背」はその形が似ていることから、両側が切り立った崖になっている狭い尾根やそこを通る登山道のことを意味しており、動物の馬の背ではないのでご注意ください。
実際に「馬の背」という名前が付いている地名や観光地があります。
松島には天然の桟橋と呼ばれる「馬の背」がありますし、
鳥取砂丘にも「馬の背」のようになっている丘があります。
六甲山の縦走コースとなっている登山道も「馬の背」と呼ばれています。
トレッキングで行ってみたいですが、馬の背の細い道では、横風や急な夕立には注意せねばですね。
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