ブランド論

お疲れ様です
葵です。


今日は
世界的なブランド戦略の大家アーカーさんが
書いた本からお伝えしていきます。


何回でも言いますが
ブランドには商品や人材と同じように
資産価値があるので


しっかり戦略を練っていくのが
大切になります。


ブランド・パーソナリティと組織連想


ブランド・パーソナリティとは
人がブランドに人間的な個性を感じると
認識と高尾津が影響を受けるようになる
ことを言います。


パーソナリティ(個性)をもつブランドは
他ブランドとの違いが明確になるので
圧倒的優位になります。


無印良品を人の個性に例えると

「寡黙、誠実で実質本位な職人」になるそうです。


ポルシェとか、メルセデスもブランド自体が
強力なパーソナリティを持っています。

また、組織の価値観も大きくブランドを
差別化します。


顧客から組織に対しての信頼があるか
これは大きな差別化に繋がります。


顧客の脳内で組織に対して
○○は〜だ
というような連想があるのが組織連想
です。


さらに、数字だけで表現できない
組織文化の強みがあれば市場で長持ちする競争優位性を
得られる。


そのための1つの方法が、組織としての大いなる目標を
掲げることです。


企業目標みたいなものですね。

「無印良品」が商品機能で差別化しない理由


ブランドの便益は4つあります。
(便益→便利、都合よく利益あること)


無印良品でいうと


①機能的便益
その商品で何ができるか。


無印良品の商品数は5000に及びます。
無印良品はターゲット顧客も商品も絞りません。
かつては車も売っていたそうです。


無印良品が機能的便益にこだわらないのは
他の3つを重視しているからだそうです。


②情緒的便益
「これを使う時、私は○○を感じる」と言う便益。


無印良品は「これがいい」
ではなく、

「これでいい」(必要十分)
と言う理性的な満足感を顧客に提供しています。


③自己表現的便益
「これを使う時、私は○○になる」という便益


無駄と飾りがない無印良品を買うことで
「身の丈にあった等身大で
感じのいい生活をする自分」になれる


④社会的便益
「これを使う時、私は○○の人たちの仲間になる」


無印良品は顧客の声でさまざまな商品を開発しています。
例えば

「貼ったまま読める透明付箋紙」
は消費者の提案で発売した商品です。


半透明な付箋で本に貼っても下の部分が
読めるという商品です。


無印良品にとって消費者は商品開発の仲間なのです。
消費者は

機能的便益を求めていると
勘違いされがちだが実は後半3つの方が
重要になっているそうです。


これは無意識レベルでの話になります。

強いブランドロイヤリティを
生み出すには

この3つの便益と、ブランド・パーソナリティ
そして組織連想が必要になります。


強力なブランドを構築するには
まずは社内に目を向けることが大切になります。


社員がしっかりとブランド・ビジョンを
理解する
こと。

つまり社内向けブランディングが必要になります。


社員に方向性と意欲を与え、社員に刺激を与えれば
ブランド・ビジョン実現のアイデアを生むよう

なります。

ブランドを誇りに感じ、仕事の意義と達成感を感じた社員は
他に語りたくなり、組織文化が生まれます。

今回の内容もとっても面白く
かつ
かなり勉強になりましたね。

これを実践に落とし込んでいけば
かなり力もつきそうです。

ただ、一朝一夕でできるものでもないので
じっくり実践をして時間をかけて
築き上げていけるようにする必要がありますね。


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