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合同企業説明会で学生の参加を増やすしたい!【事例】

F大学の合同企業説明会では、新たな課題が浮き彫りになりました。それは学生の集客で思うような成果が得られないことでした。
しかしこの課題は、F大学生協がソフトウェア開発会社に相談するきっかけとなり、効果的な解決策を導き出すことになりました。本記事では、外部の専門家との協力によって新たな視点と実用的なアイデアを生み出した事例についてご紹介いたします。

今回の事例について
・学内開催の合同企業説明会にて「学生の集客」が課題になっていた
・販促の効果を検証するための仕組みが欲しかったF大学生協
・システム会社からあった提案は・・・?

合同企業説明会の開催と集客の課題


F大学では、コロナ後2回目となる合同企業説明会を開催しました。前年は、学生へのアナウンスの遅れもあり参加数が少なく終わりました。そのため今年は、集客が課題となっていました。学生の集客は参加企業の満足にもつながります。大学からもより多くの学生を集客することを期待されていました。

■学生への呼びかけ

学生集客のために行っていたこともちろんF大学生協は集客の施策を行っていました。メール配信やチラシ配、学内での掲示などによって学生への参加を呼びかけていました。

■前年との比較

参加する学生の数を計測してするために、毎日システム内の「アカウント登録者一覧」のアカウント数を目視で数えていました。その結果をエクセルの表でまとめ、どの集客施策が効果的かを分析しました。「メール配信を行うと参加者が増える」など、効果的な施策を分析したいと思ったからでした。

しかし、毎日の定点観測とエクセルへの入力は労力がかかります。日常業務や集客施策への試行錯誤を行いながらの作業は大変です。そこでF大学生協は、システムを活用できないかと考えました。

データ活用による効率化


■開発会社への依頼

「学生がシステム上でアカウントを登録した日とアカウント名がわかる情報をダウンロードしたい」
F大学生協はソフトウェア開発会社へ問い合わせしました。エクセルに入れる情報をダウンロードできれば、工数削減につながると考えたのです。

■ 要望の本質は?

ソフトウェア開発会社は「なぜダウンロードしたいのか?何に活用したいのか?」をヒアリング。F大学生協はデータをダウンロードして加工したいと考えていましたが、その本来の目的は「参加者数の把握と集客施策の実行」です。

■開発会社の提案

そこでソフトウェア開発会社は、システム上のダッシュボードでグラフとして表示する方法を提案しました。管理画面上に学生の登録者数(合計)と、日別の登録件数を表示したのです。

■改善後の変化

このアップデートによって、登録者数とその推移が一目で確認できるようになりました。グラフで視覚的に分かるため、取り組みの効果が明確になり、より効果的な施策を行えるようになったのです。

まとめ


このように、困っていることや要望を伝えると専門的な視点から改修の提案をしてもらえることはよくあります。餅は餅屋、システムの問題はシステム会社に。システムに関するお悩みは、小さなことでも相談することで、新たなアイデアが得られるかもしれません。


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