学内開催の合同企業説明会を助けたサービスとは?【事例紹介】
合同企業説明会と聞くと、大きな会場で開催されるイベントが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。今回は、大学が主催した「学内開催の合同企業説明会」の事例を紹介します。
事例紹介
■既存システムのサポート終了に伴い新システムへ
学生の就活支援はどの大学も力を入れている部分ですよね。A大学は、毎年行っている学内開催の合同企業説明会の運営を大学生協に任せていました。ある時、以前から利用していたシステムのサポート終了が決まりました。A大学生協は他の大学生協がすでに合同企業説明会のシステムを使っていることを知り、提供していたS社に相談しました。
■大学生協・企業・学生それぞれのニーズ
新システムを使うにあたって改めて課題を整理しました。
大学生協は、企業の集客・学生の集客、そして大学への報告も必要でした。
企業には、学内開催のメリットをしっかりと伝え、参加してよかったと満足してもらいたい。学生には、さまざまな企業を見て研究したり、気になっている企業とマッチングできるようにしたい。
これらのニーズをもとに、A大学生協は以下のことを目指しました。
合同企業説明会支援サービスの仕組み・流れ
それぞれのニーズから、以下のような仕組みで合同企業説明会の支援サービスをつくりました。
■開催前
<参加企業の募集・承認>
オンラインで参加企業の申し込み受付
応募企業の選考(承認・非承認を検討し企業に通知)
<募集要項の登録・学生へ公開>
参加の承認後、企業は募集要項をオンラインで登録・公開
学生が企業の情報を閲覧し、それぞれ以下のアクションを取る
■開催当日〜開催後
<学生の参加状況を知る>
会場の入り口で学生参加をチェック
企業ブースで参加チェックインを行う(スマホとQR)
<学生は企業へリアクションを送る>
参加してどうだったか学生から企業へリアクションを送ります
学生マイページから送ることができます
■合同企業説明会は無事成功を収めた
A大学生協とS社が一緒になって取り組んだことで、初の試みであった学内での合同企業説明会は無事に開催されました。A大学生協・企業・学生それぞれにとって、満足度の高いイベントとなりました。
事例のポイント
A大学生協とS社は「大学・学生・企業」のニーズを考えてシステムの方針を決めました。S社としっかり連携し、大学からの要望も共有しながら進めたことも成功のポイントでしょう。現在では毎年3月に開催される恒例イベントとなっています。
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