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「つくり」で考える人になろう 〜深沢真太郎の「稼ぐ力がつく!数学的思考の授業」〜


深沢真太郎の「稼ぐ力がつく!数学的思考の授業」 Vol.55 2021.1.12号

ビジネス数学教育家、深沢真太郎です。

この配信型授業はあなたの数学的思考力を飛躍的に高めるヒントをお伝えするものです。
多くの大手企業やプロスポーツ団体などに採用されている研修プログラムがベース。
実践し続けることでビジネスで使える数学的思考が身につきます。

数字と論理で考える力は説得力あるロジック作りに役立ちます。
それはつまりビジネスコミュニケーションの質が劇的に高まる。
それは突き詰めていけば、あなたの「稼ぐ力」を高める。
これがこの授業のコンセプトです。

ではさっそく始めましょう!



【メイントピック】「つくり」で考える人になろう


本日も学びのためにお時間をとっていただき、ありがとうございます。

今日のテーマは「構造化」です。
この授業はもちろん、私の著作や情報発信に長期的な(?)お付き合いを頂いている方ならきっとこう思うでしょう。

「ここ最近、深沢さんはずいぶん構造化のテーマを推しているな」

はい、その通りです(笑)
めっちゃ推しです。
もちろん理由があります。

私が提唱したビジネス数学は当初、「いかに数字をうまく活用するか」を広める教育でした。
いわゆる文系出身のビジネスパーソンでもできる、使える、仕事で成果が出る。
そんな目的でしばらくはコンテンツ開発をしていました。

しかし、実際にビジネスの現場で教育研修などをしていくにつれて、問題の本質が別のところにあることを学びました。
シンプルに申し上げると、実は「いかに数字をうまく活用するか」の前に大きな課題解決が必要であると。


簡単な例を挙げましょう。

例えば私がビジネスパーソンにあるデータ分析の手法Xを教えたとします。
Xに関する知識と使い方は理解してくれました。
しかし彼らは現場に戻ってそれを活用できません。

なぜなのか。
いろいろとヒアリングすることでわかったことがあります。

多くのビジネスパーソンは、このXを使う場面にまでたどり着けないのです。
たどり着けなければXを使えるわけがありません。

多くの(自称)優秀な人はこう言います。

「そんなもの考えればわかるだろう」

しかし、現実はそう簡単ではありません。
考えろと言われても、何をどうしたら良いかわからない人はたくさんいます。

つまり私のような教育者が教えなければならないことは、「いかに数字をうまく活用するか」より前に、どの数字を活用するかを判断する、あるいは仮説を立てる行為なのです。

そしてその行為において極めて有効なのが、「構造化する」という行為です。
私の感性では、これがすべてと申し上げても過言ではありません。
これが「推し」の理由です。


さて事前の解説はこれくらいにして、本題に入りましょう。
「構造化」とは、もっとシンプルな表現をすれば「つくり」を明らかにすることです。

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4,195字
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