見出し画像

100%「いいセミナー」にするための思考法

私は研修の参加者に恵まれているといつも思う。でもそれはたまたまではありません。必然と申し上げていいでしょう。なぜなら、100%「いい研修」にする方法があるからです。今回はそんな話をします。


昨日から私の少人数ゼミがスタートしました。
本気で学びたい人しか受け入れない条件と金額設定で公募。
当然ですが、本気でビジネス数学を身につけたい方がやってきました。

私も学ぶことができる貴重な機会。
参加者に恵まれているといつも思う。
本当にありがとうございます。


ここからは一般論。

本気度と習熟度は比例します。
本気で学ぼうとしている人ほど習熟度が高い。
習熟度が高い学びの場ほど、いい学びの場と言っても良いのではないでしょうか。
つまり、本気で学ぼうとしている人だけが集う場こそ、もっともいい学びの場と言えます。

これは明らかなことでしょう。
極めてシンプルな三段論法です。
でもこれが私の教育活動における重要なポイントになっています。


「研修の良し悪しは講師で決まるものではなく、受講者で決まる」


これは起業当初、私が師匠から言われた言葉です。
最初は意味がわかりませんでした。
いい講師がいるからいい学びの場になるんだろうと、短絡的にそう思っていました。
しかし本質は違うところにあります。


研修の良し悪しは受講者で決まります。


だから私はどういう人に受講者になって欲しいかを徹底的に考えます。
そしてそのような人しか参加しないようなプレゼンテーションをします。
すべては、「いい研修」にするためです。

例えば私は2年前から「ビジネス数学インストラクター養成講座」を始めました。ビジネス数学を教えることができる指導者を増やすためにスタートした制度です。

しかし、開始当初は苦しみました。参加いただける方は何名もおりましたが、認定者(合格者)を出すことができない。なぜなら、来て欲しい人物と実際に来る人物に(ある点で)致命的なギャップが存在したからです。

このようになってしまうと、講師がどれだけ一生懸命いいコンテンツを提供しても、その研修は「いい研修」にはなりません。実際、私のこのケースでもせっかくお金と時間を費やしてやって来た人たちに「不合格」を告げるだけの講座になってしまいました。誰もハッピーではなかった。

だから私は100%「いい研修」にする思考法に切り替えました。それがこの話です。結果、「私は参加者に恵まれているといつも思う」と感想をこうやって漏らすまでになった。何が言いたいかというと、私も実体験で学んだことであるということです。

少しでもビジネスをされている方ならお気づきかと思いますが、これはまさにマーケティングの話です。どういう人に、何を提供し、何を価値に感じてもらうのかを設計し、それをその人にわかりやすく届ける。だからその人は(正確にはその人だけが)その商品を購入しにやって来てくれる。当然、喜んでくれる。すべての人がハッピーだ。

そういう意味で、「いいセミナー」というものは100%作ることができます。

参加者に恵まれていると思えない講師やコンテンツホルダーの方は、少しだけマーケティングの考え方を変えてみてもいいかもしれません。

このあたりはインストラクター養成講座でもたっぷり教えている考え方です。
このテーマでプロ講師として活躍したい方はぜひ知っておいて欲しいと思います。


繰り返しですが、私は参加者に恵まれているといつも思う。

この記事がどなた方の役に立つものなら嬉しい。

本当にありがとうございます。


画像2

画像2





いただいたサポートは、書籍の執筆業務や教育現場での活動を拡大し皆様にシェアする情報をさらに届けるために使わせていただきます! noteの「スキ」やamazonの書評も大きなサポートになりますので、よろしくお願いします。