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自分ではわかっているのにうまく説明できない症候群 〜深沢真太郎の「稼ぐ力がつく!数学的思考の授業」〜


深沢真太郎の「稼ぐ力がつく!数学的思考の授業」       
Vol.47   2020.9.8号


ビジネス数学教育家、深沢真太郎です。

この配信型授業はあなたの数学的思考力を飛躍的に高めるヒントをお伝えするものです。
多くの大手企業やプロスポーツ団体などに採用されている研修プログラムがベース。
実践し続けることでビジネスで使える数学的思考が身につきます。

数字と論理で考える力は説得力あるロジック作りに役立ちます。
それはつまりビジネスコミュニケーションの質が劇的に高まる。
それは突き詰めていけば、あなたの「稼ぐ力」を高める。
これがこの授業のコンセプトです。

ではさっそく始めましょう!


【メイントピック】自分ではわかっているのにうまく説明できない症候群


本日も学びのためにお時間をとっていただき、ありがとうございます。

本題の前に少しだけご報告を。

私のeラーニング「数字に強いロジカルパーソン育成プログラム」
某大手企業の社内研修ツールにご採用いただけることが決まりました。
個人でも学べるツールですが、社員研修にも使えるように開発しています。
ご興味ある方は(会社は)ぜひお問い合わせください。


では本題に入りましょう。


私はこれまでいくつかの「症候群」を研修や書籍の中でご紹介してきました。

「とりあえずデータを触る症候群」
「データはたくさんあるのに何をしたら良いかわからない症候群」
・・・・・・・・・

現代のビジネスパーソンには様々な症状があります。
できれば治療したほうがいい、ちょっとした症状。
現場で様々なビジネスパーソンを見ていて私が学んだことです。

今回のテーマである「自分ではわかっているのにうまく説明できない症候群」もそのひとつ。
文字通り、自分では理解している(正確には理解しているつもり)のに、
第三者にそれを説明できない人が多いことを意味する私のオリジナル表現です。

例えば「ちょっとこれ説明するの難しいんですよねぇ」という言葉。
あなたもそんな言葉を誰かから聞いたことがあるでしょう。
そう、これは本当によくある症状なのです。

例えば、なぜマナーは必要なのでしょう。
マナーを学んだところで(知っていたところで)、それで金を稼げるわけじゃない。
マナーなんて学ぶくらいなら、経営やマーケティングを学ぶほうがよっぽど有益じゃないか。
そうおっしゃる方を私は何人も知っています。
(私はそうは思わない立場ではありますが)

もし一流の(?)マナー講師なら、このような人たちにもきちんと説明できるはずです。
なぜマナーは必要なのかを。
裏を返せば、このような人を納得させる説明ができないマナー講師は偽物であるとも。


あるいはこんな例も。

私が研修で「プレゼンにはデータを活用し、短い時間でまとめるほうがいいですよ」と言います。
するとほとんどの方が頷きます。そうだね、という表情で。
そこで私はその人たちの中からひとりを指名してこうお願いします。
「なぜプレゼンにはデータを活用し短い時間でまとめるほうがいいのか説明してください」とお願いします。

するとこの人物は途端に嫌な表情を浮かべ(笑)、そしてこう言うのです。
「説明しろと言われると、意外に難しいですねぇ」と。


なぜ説明できないのか?


この問いに答えを出すことで、この症状の改善方法が見えてきます。
あなたはどう思いますか。
私の答えはこうです。

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