やっぱりロジカルシンキングって大事かもしれない説【ビジネス数学・ニュースレター〜深沢真太郎の視点〜】vol.148

深沢真太郎　ビジネス数学・教育家　作家（34冊／小説・ビジネス書・教育書）

2020年7月20日 13:30

おかげさまで最新刊が引き続き好調とのこと。
たちまち重版（３刷）決定し1.5万部です。

数学的に考える力をつける本～本質をつかむ考えがまとまる説明上手になる～
(三笠書房・知的生きかた文庫)

Twitterなどで皆様の感想を拝見しております。
お読みいただいた皆様にあらためて感謝申し上げます。

本日のトピック：やっぱりロジカルシンキングって大事かもしれない説

さて本題。

ビジネスにおいて論理思考だけでは問題解決できない。
そんな言及が主流の時代がありました。
同意です。

そもそも人間は論理的ではありません。
正論で動かないし、非論理的な行動ばかりする生き物です。
そんな人間が動かすビジネスという世界で生じる問題を、論理的に解決できるわけがない。
そう思います。

しかし一方で「論理思考」が不要にもなりません。
そのような類のセミナーはたくさんありますし、そのような類の書籍が書店からなくなることはない。
私の新刊もまさに「その類の書籍」ですが、売れ方はベストセラーです。
なぜ？？

みなさんもぜひ考えてみてください。
コーヒー１杯分くらいの時間で。
「知らんがな」と思わずにぜひ（笑）。

ちなみに私の答え。

>論理で問題解決はできない。
>でも、論理で説明できることはたくさんある。
>ビジネスは誰かに説明し納得してもらうことで進みます。
>だから、論理が使えないとビジネスでは成果が出ない。
>だから、論理はビジネスにおいて必須である。

例えばいま世の中にはコロナ禍という問題があります。
どれだけロジカルシンキングを駆使しようと、自然が起こす問題を解決することはできません。
しかし、この問題の本質や解決方法を（それっぽく）説明することはできるわけです。
多くの専門家や有識者がしているように。
数理モデルを使って感染者推移の説明していることもまさにそれに該当します。

先ほどの私の「>」で述べた５行もまさに論理的な主張です。
「だから」という数学コトバを用いて行ったこの行為の正体はまさに「説明」ですね。

論理で問題解決はできない。
でも、論理で説明できることはたくさんある。

これがわかっていると、ビジネスパーソンはどう論理を学ぶべきかが見えてくるかもしれません。

みなさんもぜひ考えてみてください。
コーヒー１杯分くらいの時間で。
「知らんがな」と思わずにぜひ。

今日も素敵な１日をお過ごしください。

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