【指導事例】入社1年目に「数字」の何を教えているか
入社1年目の研修シーズン。
私はいわゆる「THE・新入社員研修」は登壇しません。ビジネススキルやフレームワークといった文脈で、しかも入社1年目からそのようなことを教育として提供している企業からのご相談を承っております。そんな企業はほぼ100%、人材育成に真剣な企業です。素晴らしいですよね。
先日も東京・大阪でそのような研修に連日登壇。未来ある若者たちと楽しく時間を過ごしました。
私は入社1年目に何を指導しているかというと、「定義を変えること」です。
そんな公式を頭の中に描く若者はまだまだたくさんいます。それはそうです。我々のような大人の世代でも、いまだにそのような公式を頭の中に描く人ばかりなのですから。ですから入社1年目にすべきことは、「数字」というものの定義を根本から変えること。思っていたことと違うという(ある意味での)インパクトを残すこと。その定義の違いを知ったことで明るい未来が待っていることを予感させること。これだけです。
もちろん研修としてラーニングコンテンツも提供しています。相乗平均、標準偏差、相関、回帰・・・・といったおなじみのビジネス数学的な話題も提供します。
しかし現場に出て数字を扱ったことのない彼らには、残念ながらこれらは生きた学びにはなりません。ある意味では彼らに「知らないことを知れたという事実」「学んだ感」を提供するためのものです。こういうぶっちゃけた話をする講師はいかがなものかとお叱りを受けるかも知れませんが、世の中の新人研修コンテンツのほとんどは“ぶっちゃけ”そんなものです。現場に出ていない彼らにセオリーやルールを教えたところで、それは生きた学びにはなりません。私もそれがわかっていてビジネス数学の知識を講義しています。繰り返しですが、入社1年目研修に必要なことは3つしかありません。
★定義を根本から変え、「数字」というものへのイメージを変えること
★思っていたことと違うという(ある意味での)インパクトを残すこと
★その定義の違いを知ったことで明るい未来が待っていることを予感させること。
ぜひ参考にしてください。弊社の入社1年目プログラムも大いに参考になると思います。自社ではなかなか難しいという企業様は、気軽にご相談ください。
入社1年目からの数字力強化プログラム(新入社員〜若手)
最後に、本年度ここまでの入社1年目研修で印象に残った参加者の感想や質問をご紹介しておきます。
いわゆる理系出身の方でした。みんな目先の仕事や小手先の技術よりも、人生をどう描くかに興味があるのだと思います。このような質問に答えてあげることもこの仕事の大事な役割だと思っています。
こちらも理系大学院卒の新卒社員。いいコメントですね。そして彼は納得する結論に辿り着いたそうです。それが学生とビジネス人の違いなのかもしれません。素敵なビジネス人になって欲しいと思います。
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