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【研修事例】ビジネスで使う「構造化思考」 〜社内の課題発見トレーニング〜 某シンクタンク・公開型研修

ビジネスで使う「構造化思考」

本日は某シンクタンクの公開型研修に登壇。テーマはこちら。

ビジネスで使う「構造化思考」 〜社内の課題発見トレーニング〜

社会情勢を鑑み、リモート形式で開催。若手ビジネスパーソンから経営者まで、幅広い層の皆様にご参加いただきました。

このような思考トレーニング系の研修は(本来は)ホワイトボードも使い、グループディスカッションを多めにとり、グループでアウトプットを作成し発表するようなスタイルの方が「やった気分」「学んだ気分」にはなります。

しかし研修で重要なのはあくまで個々が自分の仕事に落とし込むこと。そういう意味では、無駄にグループワークをせず、講師からの問いを軸にした個人ワーク中心の進行はひとつの形であろうと思います。本日もそのような進行をし、参加者の皆様のご協力により無事に終えることができました。いつも申し上げることですが、ビジネス研修は講師と主催者と参加者の共同作業で成立します。本日もいい参加者に恵まれたこと、心より感謝申し上げます。


やはり「わける」と「つなぐ」

構造化思考は私のレギュラープログラムの一つです。物事を整理してわかりやすく説明するためには、その物事を構造化するスキルが必要です。

いつものように「わけるとつなぐ」を説明することで、世界一シンプルなアプローチをすることで構造化思考を解説。手を動かすことで身体に浸透させます。

私の周囲にいる「優秀な人」の口癖にこのようなものがあります。

「その方法ではいつまで経っても解決しませんよ。構造的な問題が存在するので」

例えば日本における学校の数学教育がうまく機能していないとします。実際に機能していないと申し上げているのではなく、あくまで例えばです。この「日本における学校の数学教育がうまく機能していない」を表面的に解釈してしまうと、「学校の数学の先生ダメじゃん」となってしまいます。しかし本当にそうでしょうか。学校の数学の先生がダメなのではありません。もっと本質的な、構造的な問題があるから「日本における学校の数学教育がうまく機能していない」のではないでしょうか。あくまで、例えばの話です。

このように、ちゃんと考えている人ほど「構造」を把握することに長けています。もちろんそれは数学を正しく勉強すれば身に付くものですが、ビジネスパーソンになってからそのスキルを鍛えるのであれば、数学の学び直しではなく、本質を抜き出してトレーニングさせてあげる必要があるのです。

このエッセンスを物語にして届ける私の著作、小説「わけるとつなぐ」もぜひご参考にしてください。



論理あるところに「矢印」あり

本日の研修でひとつポイントを挙げるとするなら、次の言葉だと思っています。

論理あるところに「矢印」あり

なぜなら、初めて公の研修で使った言葉だからです。(内輪では使っています) 論理は矢印(→)で表現できます。だから論理思考を身につける、論理的に話す、といったテーマは、矢印(→)を使って考える、矢印(→)を使って話す、ことに他なりません。世の中の皆さんは簡単なものを難しく考えたり、表現したりしすぎです。論理は、矢印(→)である。これだけですべて説明ができています。

論理あるところに「矢印」あり

実際、この日の参加者のコメントにもこの言葉への反応がいくつかありました。おそらく本質かつ伝わりやすい表現なのでしょう。今後も使っていくことにします。

「構造化思考」はこちらのオンデマンド研修の中でもしっかり解説されています。数字やロジックに強い人材や組織を作るために開発された私のオリジナルプログラムであり、様々な企業研修に採用いただいております。

ご興味ある方あるいは法人のご担当者様はお気軽にご相談くださいませ。



総合演習にて

最後の総合演習では私もテーマを設定して皆様と同じようにアウトプットを作りました。テーマはこちら。

「YouTubeのチャンネル登録者が増えない」という問題に対して課題を明らかにし、実行計画をたてよ。

いわゆる、「ガチ」なテーマです。私はyoutuberになるわけではありませんが、やはりビジネス数学を広めていく観点では私の映像を多くの方に観ていただくことは重要と考えています。しかし重要であると思いつつ、今までこの問題から逃げてきました。ちょっとめんどくさいな、とりあえず今はまだいいか、そんな言い訳をして。

しかし研修の参加者に「やりましょう」と言っている人間が、やっていないのはやはりおかしいわけで。私も今日の研修では一人の参加者として、抱えているある問題に対して答えを出しました。(本当に短い時間で作業をしたので表現や体裁が荒いアウトプットになっています…)

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実行に移したいと思います。そして参加者の皆様にも最後に伝えました。

「今までずっと逃げてきた問題に向き合い、答えを出しましょう」

またお会いできますように。ありがとうございました。



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