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ちょっとした違いが評価に大きな差を生むスキル:相手に配慮して話す

私が担当しているプロジェクトで部下から相談を受けました。その相談を受けながら、ちょっとした差だけど、大きな実力の違いに感じられる、つまり評価が大きく変わるな、と感じたことについてお伝えします。

プロジェクトメンバーから相談を受けて話を聞くことになりました。そうするとそのメンバーは、プロジェクトの現状について詳細を語り始めました。

その時私は思ったのは、「相談したいことは何?」という疑問でした。相談したいことが分からないので、プロジェクトの現状を聞いても、どのようにインプットすれば良いのか分からないのです。

相談がこの先のプロジェクトの進め方なら、目標と現状のギャップをつかんでおかないと相談にのれませんし、現状発生している問題の解決方法であれば現状の問題を把握する必要があります。

しかし、何も相談内容について触れないまま現状の詳細について話し続けるため私は戸惑うだけです。目的も分からない、どこに行くかも分からない話を聞くのはストレスでした。

最初に「相談内容は何か」を明確に伝えてから話を始めるだけで、聞き手の聞きやすさは全然違います。さらに、目的に沿ったことだけを適切に話すことも必要です。

この場合だと、相談内容とその相談内容に結論を出すために必要な情報だけを伝えるべきです。結局、相談内容はクライアント上位職から出てきた資料をこちら側で添削・更新して良いか、という相談でした。

その相談内容ならプロジェクトの現状すら必要ありませんでした。しかし、クライアント上位職から資料が出てきた経緯を説明しようとプロジェクトの現状を説明してくれたようです。しかし、聞く側からすると資料が出てきた経緯は特に知る必要がありませんでした。この辺りも配慮できると良かったのだと思います。

コミュニケーションの取り方を予め設計してから相手と話す、これはちょっとした差ですが大きな結果の差を生むやり方です。

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