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データの性質

今社会では、デジタル化の影響で様々なデータが活用されています。

飲食店や娯楽施設の空き状況
人の流量
コロナ感染者数
最短距離や経路
etc…

そんなデータが身近になっている中で
データの持つ性質を理解して使うことでよりよく活用できるのではないでしょうか

データの性質1

まずデータの持つ性質としては
現在より過去のものである
ということです。

未来のデータを取ることはできない
と言い換えれば、理解しやすいでしょうか

今分かっていることしかデータにできないのです

データの性質2

データは時間が経つにつれて信憑性が低くなっていくもの

先ほど、現在より過去のデータしかとれない
と言いましたが
現在は刻一刻と進んでいくものです
それに従い、データを見た時の現在は、段々と過去に変わっていきます

この具体的な例を言うと
空き情報や混雑状況は
今の時点での空き情報で
10分歩いてお店に着く頃には満席になっている可能性があります
お店に着いた頃には空いているというデータが
嘘になっているのです

この性質を簡潔に言うなら
「データには消費期限がある」
と言えます

データの性質3(使い方)

データの性質、使い方の話になりますが
データには連続性(つながり)が必要です

データはデータを用いて予測を行う時、正しい連続性を必要とします

連続性とは
その出来事が続いている
ということで
そのペースが毎日なのか毎時間なのかは、事象により異なります

そして、なぜ"正しい"連続かというと

今日が晴れというデータがあった時に

明日も晴れだろう!

という予測は正しくないことが現代の皆さんには体感で分かって頂けると思います

天気予報の場合は、気圧や前線などの配置の過去何年間のデータという連続性を用いて予測しています。(これが正しいかどうか議論の余地はありますが、今回は正しいと仮定します)

正しい連続性と言いましたが
実際考慮すべきなのは、間違えていない連続性です

データ予測をする際には、
そのデータの連続性にも視点を向けてみて下さい

最後に

いかがでしょうか?
コロナ禍でデータに振り回されて、無駄に不安になる人を見てきて
データの性質は知っておいて損はないと思います

何曜日の感染者過去最多というデータに全く意味がないことを国民全員が理解できて
あの無駄な報道がなくなることを願います

そして
ここにあげただけがデータの性質の全てではありません。
データも進化しているので、
これから様々な性質が出てくるかもしれません。

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