いつまでコロナワクチンを実習の必須条件とするのか?
厚労省は、看護実習の受け入れ先がコロナワクチン接種やPCR検査を必須条件としないようにという事務連絡を出しているにも関わらず、いまだに必須条件としている医療機関があるようです。
看護大学などのホームページより
厚労省が、看護実習の受け入れ先がコロナワクチン接種やPCR検査を必須条件としないようにという事務連絡を出していることは、以前の記事(2022年6月)でも取り上げました。
けれども、今年になっても、まだコロナワクチン接種を実習の必須条件としている医療機関があるようです。Twitterで、看護大学から入学するまでにオミクロン対応ワクチンを接種するようにと通達があったというツイートを見て、気になったので調べてみました。
そのツイートにはどこ大学とは書かれていませんでしたが、接種について書かれている大学がいくつか見つかりました。看護学部のある大学のホームページで、新入生向けのお知らせなどを見ると、下記のようなことが書かれています。
令和 5 年 2 月
はっきりと「実習受け入れの条件として、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種を求められる実習施設があります」と書いてあります。
2023 年 2 月 1 日
接種は「任意である」と言っていますが、未接種だと実習が制限される可能性があるからと、3回の接種を強く勧めています。接種できない場合は、「教員が丁寧に実習施設に働きかけなければならない」という状況がおかしいです。
2023年2月21日
こちらは実習に限ったことではないようですが、「ワクチン接種の推奨」が継続されると書かれています。
厚労省の事務連絡
厚労省は事務連絡を3回も出していますが、まだ周知されていないのでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の発生に伴う医療関係職種等の各学校、養成所、養成施設の対応及び実習施設への周知事項について
https://www.mhlw.go.jp/content/000929081.pdf
令和4年4月 14 日の事務連絡
別添1 令和3年5月 14 日の事務連絡
宛先がこれでは、伝わらないのではないでしょうか。実習させてもらう側だけでなく、実習先となる医療機関にも厚労省からしっかりと伝えなければ学生たちを守っているとは言えないでしょう。これでは、厚労省が本気で学生たちを守ろうとしているように思えません。
実習を受け入れる医療機関の方たちも、接種後の健康被害に苦しむ方たちの声に耳を傾けていただきたいです。因果関係不明は、安全ではありません。接種後の死亡や健康被害は「事実」なのです。