最近の記事

国体2021~其の壱~

残念ながら国民体育大会のことではない。 国の根本的な在り方のことである。 明治維新を契機に打ち立てられた「家族国家思想(発案者は旧水戸藩士の会沢安)」は、この2021年現在も未だに強く残存していると私は考える。 その思想を簡潔に述べると、すなわち、国家国民たちは無条件的に仲間関係にあり、国民同士は家族のように「自らすすんで唱和しなければならないのだ」というものである。 とはいえこの思想も、打ち立てられた明治の頃にはあまり国民たちに浸透することはなかったであろう。 そ

    • ピストル氏のピストン的矛盾構造(2気筒)について

      今日、近くのスーパーに行ったら店内BGMから「よぉ!そこの若いの!」とからまれた。 おとなしく話を聞くと「俺を含め誰の言うことも聞くなよ~」と説教された。 私の第一感は「はぁ?」という感じである。どう考えても竹原氏の言動は矛盾している。 つまり竹原氏は「誰からのメッセージにも影響を受けるな」というメッセージによって私(聞き手)に影響を及ぼそうとしているのである。 このとおり完全に矛盾している。 しかし竹原氏は、この矛盾を自覚しながらもこのメッセージを発信しているので

      • パパ活にみる日本人の契約主義化

        最近、日本では「パパ活」なるものが流行っているという。もしこれが真実ならば、日本はますます「契約国家化」してきているといえるであろう。 それはつまり、国家機構や国家構成員の関係性における利害や価値観の対立の存在が前提されるようになってきたということである。 ということは、私が考える理論に基づけば、パパ活が発展する一方で「水商売」が衰退するはずである。より正確には、店舗を用いて運営される男性向け水商売(キャバクラ)が衰退するかわりに、本来ならばその世界に関わっていたであろう

        • 私はSMAPの独立に反対する。

          この件に関する意見表明としては日本史上最も遅い表明であろうことは百も承知である。しかし、それでも私は反対する。 なぜならば、今回、SMAPの独立に際してジャニーズ事務所が許可を与えず当人たちと揉めたというが、そもそも「独立」という行為は他者から許可をもらってする行為ではないからだ。だから世の中でなされる独立の多くは、独立「宣言」なのである。 つまり、主体が勝手に独善的にそれを強行するからこそ、それを「独立」と呼ぶのであり、それを他者から許可をもらって行うのであれば、それは

        国体2021~其の壱~

          教師からのいじめ①~予感篇~

          私が生徒として当校(通信制高校)と関わってから数年経過している。そのため、その生活における様々な被害が風化しようとしているのだが、そこは記憶を頼りに思い出してみよう。 そういえば、そもそも入学する前、入学願書提出のために学校に行った時点で「何か嫌な予感」がしたことを思い出した。そしてその予感の要因は、学校の駐車場の白線が剥がれ落ち、薄く汚ならしいものになっていたことと関係している。 私は自身の関わる学校だけでなく様々な共同体や集団と関わりを持ってきたが、私の経験上、その内

          教師からのいじめ①~予感篇~

          被害者という地位の獲得を目指して

          私は現在、通信制高校に通っているのだが、学校生活それ自体は全くうまくいっていない。その原因は、自校の教職員たちが、法やルールという規則を用いて学校を運営するということが出来ていないことにある。 それは決して、自校の教職員たちに規則を守る意識=法令遵守の意識が欠けているという意味ではない。そうではなく、自校の教職員たちには、法やルールの存在意義に対する根本的な理解がない。 そのことの意味を先に結論として箇条書きする。 自校の教職員たちは、、、 ①「権利や義務」といった概

          被害者という地位の獲得を目指して

          絶望。そして初投稿。

          「愛国心を育てるために、日本の歴史教育に力を入れよう」 ここでポイントとなるのは「日本の歴史を教えさえすれば、生徒は自然的に国を愛する」ということが前提されている点である。 私は通信制高校に通う高校生だが、いくら日本の歴史を学べども、愛国心なるものは私の精神には醸成されない。むしろ学べば学ぶほどに、呆れ返って笑えてくるか、情けなくって涙が出るかのどちらかだ。 その理由としては、日本の歴史は「個人の自由」や「人間の可能性」を追究し実現するという、崇高な理念の下に人々が戦っ

          絶望。そして初投稿。