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実に面白い、のだが。『沈黙のパレード』【映画レビュー】

★★★☆☆ 
鑑賞日:9月18日
劇場: TOHOシネマズ赤池
 
原作:東野圭吾
監督:西谷弘
主演:福山雅治
   柴咲コウ
   北村一輝

「ガリレオ」シリーズ劇場版前2作〈『容疑者Xの献身』(2008)『真夏の方程式』(2013)〉同様、
原作:東野圭吾、監督:西谷弘、脚本:福田靖、主演:福山雅治で今回も鉄壁の布陣で贈る第3作目だ。

『容疑者Xの献身』から14年ぶりに内海役で柴咲コウが帰ってきたのが嬉しい。吉高由里子も新木優子も良いのだが、やはり初代バディの柴咲コウとの掛け合いが楽しい。
脇を固める俳優陣も豪華で安心して観れる、
「実に面白い」。のだが、前2作を越えられなかった印象だ。
前2作が良すぎたために、自分の中でハードルを上げてしまったかも。
つまらなかった訳でなく、むしろ面白く、パレードのシーンなど見所もたくさんあって高水準を保っているのは確かだが、「ガリレオ」ファンとしては物足りなさを感じてしまった。

文春文庫「沈黙のパレード」東野圭吾著

今回は原作未読であるため、読んでみたいと思う。
読後、もう一度観てみよう。印象も変わるかもしれない。
 
ギャグの無い飯尾和樹(ずん)が素晴らしかった。
「KOH+」の主題歌「ヒトツボシ」も必聴。
鑑賞後聴くと、歌詞が心に染みる。
 
過去のシリーズ映像に時の流れを感じた。
テレビシリーズ1作目から観たくなってきたぞ。

                      (text by 電気羊は夢を見た)


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