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読書記録 #8『探偵AIのリアル・ディープラーニング』

はじめに

個人的にとても好きな世界観のミステリでした。
早坂吝 氏著 『探偵AIのリアル・ディープラーニング』
AIならではの推理やAIの成長が見れて続編が楽しみになる作品です。

本記事は自身の読書記録用に記述しています。
ネタバレ等もあるかもしれませんので、ご覧いただく際はご注意ください。

本書を選んだきっかけ

普段行く書店で正面置きで並べらていました。
他のミステリ小説とは違いライトノベルかのような表紙に惹かれ気になっていたところ、3作目に当たる『四元館の殺人』には初版限定のクリアしおり付きとのこと。ついつい3作全てレジに持っていきました。
※ 限定って言葉に弱すぎます。。笑

そういった中でまずは1作目と本書を手に取りました。

本書について

あらすじ

賢くてかわいいAI探偵が悪の組織と本格推理対決
人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAIを遺して―――。高校生の息子・輔(たすく)は、探偵のAI・相以(あい)とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相(いあ)を奪い悪用するテロリスト集団「オクタコア」の陰謀を知る。次々と襲いかかる難事件、母の死の真相、そして以相の真の目的とは!?
大胆な奇想と緻密なロジックが発火する新感覚・推理バトル。

書籍『探偵AIのリアル・ディープラーニング』の裏表紙より


読書期間

2024年1月15日(月) ~ 1月31日(水)

感想

結論私に刺さるめちゃ好きな作品でした。
探偵がAIという斬新な設定なんですが、そのAIが未完成なんですよね。
そのため主人公の父親で探偵AIの生みの親である合尾創は探偵AIの相以と犯人AIの以相をそれぞれ用意しお互いを競い合わせて成長を促していましたが、父親が殺され、以相もいなくなったところから物語は始まります。

相以はそれまで対戦相手が以相しかおらず、ほとんど失敗をしなかったので自信に満ちあふれて父親殺害の推理を行うのですが、実はまだまだ完成度が低いものでした。
そこで主人公の合尾輔のもと成長していく話となっています。

一冊を通して相以の成長が見れますし、AIならではの推理や成長方法がとても良かったです。
またこの話は相以だけでなく以相の方にも焦点が当たるので、お互いのAIがどういった思考で動いているかが読者からすると分かりやすく、また1冊に5つの事件が入っており一つ一つは短い話なため、とても読みやすい作品でした。

終盤は怒涛の展開で次作が気になる締め方でしたね。
早く続きが見たい!!

最後に

個人的イチオシな一冊でした。
続きも気になるんですが、積読が多いんですよね。。
そうこうしている内に4作目の『VR浮遊館の謎』も今月発売ですもんね😅

いつになったら2作目に手をつけれるか。。
のんびりマイペースで読んでいきます。

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