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人物記念写真以外の商業写真。今回は料理写真について。

弊社は創業以来、スタジオから始まり婚礼写真、学校写真、集合写真、個人写真の人物記念写真を中心に今年創業70周年を迎えました。

そんな中、技術部では地元滋賀県彦根市の写真の御用聞きとして、『文教さん、料理写真とれる?建築写真とれる?商品写真とれる?』と写真にまつわる要望を個別に伺い『はい!撮れます!』と対応してきました。

それぞれの商業写真には専門性があり、料理・建築・物撮りは奥が深いです。

でも、出来ませんでは進みません。やらなければゼロ。やったらイチです。その差は大きい。本業とは別に撮影対応してきました。


先日『現場機材で出来る料理写真』の動画を作成しました。クリップオンストロボ1灯オンカメラの弁当撮影でした。


今回は2灯オフカメラでの撮影事例です。社内向けの記事ですが写真好きな方は気晴らしにどうぞ。。

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観光現場に無いであろう機材はラジオスレーブとブームスタンド・ソフトボックス・バック紙などでしょうか。もし他現場で実践するなら技術部に機材はありますので初期投資ゼロでできます!バック紙はなくてもテーブルや布を引いても流用できます。

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基本のライティングですが、
メイン光のソフトボックスを10時の方向から発光する。(半逆光)
4時の方向からメイン光のシャドーを起こす。

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使用機材はXT3でレンズはXF80mmF2.8Macro。
ストロボはGodoxV860Ⅱを2灯。

撮影データは
シャッタースピード 1/200 
絞り f8.0
ISO感度 1250
WB 5300k

シャッタースピードは全て1/200で固定です。
絞りは料理によって変えます。
ISO感度も絞りによって変えます。
WBは変えません。

以前はACの大型ストロボで撮影していました。光量が強いのでISO感度を低感度にして撮影していました。でも最近のカメラは高感度でも画質が荒れることはありません。そうなるとクリップオンストロボ で撮影できるようになりACがなくても撮れて場所の制約もなくなる。機材も軽く携帯性が良い。

なので上記のような撮影スタイルです。


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料理の表情を見つけてその被写体に適したライティングが必要です。料理の場合は素材や大きさなどで陰影の出方が変わりますし、見せたい表情は何かを考えて撮影しなければなりません。

でも基本的に10時or2時のメイン光と4時or8時の補助光で応用が効きます。

これを基本にしてライトの位置を微調整しながら撮影します。何を微調整するかというと、反射です。

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上2枚の写真はスープですが、液状物は反射率が高いです。よく反射します。見ての通り液面の反射が違います。光は直線にしか進みません。なのでカメラ位置を変えるだけで映り込みが変わります。

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黒ボールペンのカメラが1枚目で赤ボールペンカメラの位置で撮影したのが2枚目です。超雑なメモで申し訳ないですが伝わるでしょうか・・。


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お皿にソフトボックからの光が映り込んでいる差があります。これもライトの位置とカメラの位置関係を動かすことで変わります。

どちらが良いかはクライアントがどんな写真を希望しているのかで変わります。自分が良いと思っていてもクライアントの意向に沿わなければ価値がありません。その対応にはやはり場数からくる経験値が重要です。

こうすれば、こうなる。のイメージは頭の中で想像するのと実際にやってみるでは大きく違います。



まずは一歩踏み出して、社内でやってみませんか。


terukazu



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