ビーチサンドを庭で踏む /裸足のきせつ
真っしろ サラサラのビーチサンドを花壇に敷きつめる
足裏にじかに 感じるのはその 白さだ
地球そのものの一部を肌そのままに 感じる
統一された白一色に痛覚も痛点も反応しない
記憶されるのは心地好さと その流れた時間
夏の雲が 秋の雲に近づいてゆく
夏の雲は 秋の雲にのみ込まれてゆく
細く ちぎれ模様 横に細長い純白が夏の雲だ
何層にも厚く 何層にもグラデーションを持つ 何層にも天候を生み出すものが秋の雲
秋の雲は変わりやすい
現代人ごころのように
この夏 いくたび足裏が地球に触れただろう
暦の1/4に満たない季節は足早に通り過ぎてゆく
季節の記憶は住居の記憶であってもよい
庭の移り変わりは室内の部屋より分かりやすく、旅先ほど日常とかけ離れていないから
どんな空間で一生を過ごしてゆくのだろうか
大きなヤシの木のシンボルツリー
愛車に合わせたアメリカンガレージ
間接照明がその顔を街に浮かび上がらせる
自社農場でヤシの木の育成、販売もする ガーデンのプロフェッショナル <ラウトデザイン>
事務所を神奈川県相模原市に構える
新しい生活様式は屋内にこだわることなく庭や建物周囲へ目を向けさせた
庭へ ベランダへ 玄関へ お気に入りや好きなものを表現する
裸足の感触 足裏の声
手指 肌で自然を感じる
心が 、脳が 、喜ぶのは こういうことなのだろう
記憶に 、思い出に 、残ることは こういうことだろう
ビーチサンドを庭で踏む /裸足の季節
※使用画像はラウトデザイン施工例より
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