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海派?山派?夏に使える ブンイチの図鑑 Part3

ブンイチのハンドブックを一挙紹介するシリーズ第3弾!
涼しく水辺の観察や、クワガタやセミなどの夏ならではの虫に注目!

ウニハンドブック

ウニの図鑑!? と思った方もいるかもしれないが、ウニの魅力は食べることだけではなく、その「殻」にある。実は、ウニの「殻」はインテリアになったりコレクターがいるほど美しく芸術的。中身やトゲを綺麗に除去するとあら不思議! まんまるで可愛いフォルム、そして繊細な模様や色が現れる。かく言う筆者(担当編集I)も砂浜でウニを探すことが趣味で、海藻や貝の破片にまじってウニの殻が落ちているのを見つけた時は「うひょー!」と叫んでしまうほどである。

本書では日本の海岸で拾える可能性があるウニ103種を紹介しており、美しい殻の写真と生体写真に加え、模様の拡大写真、原寸サイズのシルエットなどの情報から拾ったウニがどの種類なのか手軽に調べることができる。

128ページ/1,980円(税込み)


海辺のエビ・ヤドカリ・カニハンドブック

干潟や磯といった海辺でよく見るエビやヤドカリ,カニは,海に来た子ども達の格好の遊び相手だ。この3グループ,見た目は全然違うが「胸部から出る脚が5対10本ある」という点は共通していて,そのために「十脚目」という分類でまとめられている。この本では水深50cmより浅いところで見るこれらの生き物を約130種集めたハンドブックだ。

写真は黒背景で撮られており,細かい部分までよく見える。カニやヤドカリが意外にも毛深いことにビックリすることだろう。それとユニークなのは貝殻を背負っていないヤドカリの写真で,ふだん見えている部分はがっしりしているけれど,貝殻に隠れた部分はけっこうアッサリしていることに気づく。図鑑で予習してから実物を見れば,形のおもしろさが一層感じられることだろう。

104ページ/1,320円(税込み)
※電子版のみ


幼魚ハンドブック

ダイビングやスノーケル、磯遊びのときに見られる幼魚、200種の識別図鑑。水槽内をあちらこちらへ泳ぎまわる幼魚の撮影は忍耐力が試される場でもある。同じ向きでなければ特徴を比較しにくいので、幼魚が左を向いたときを狙ってシャッターを切る。
こうして、特徴がわかりやすい白バック写真に識別ポイントを矢印で示し、これまでの図鑑にはない、ユニークな見せ方の海水魚(幼魚)の図鑑が出来上がったのです!
幼魚だけでなく、成魚や一部の若魚の生態写真も掲載しているので、成長に伴う体色や模様の変化にも注目したい。実物大のシルエットも掲載し、幼魚をずらりと並べた一覧表も、見つけた魚の名前を調べるのに便利だ。

120ページ/1,540円(税込み)


クワガタムシハンドブック

カブトムシと夏の人気昆虫の双璧をなすのがクワガタムシで,この本では日本産の全種を掲載している。キッチリと左右対称に作られた美しい標本写真を見るだけでも,著者のクワガタ愛の深さが感じられることだろう。もちろん,識別の解説も標本写真に直接書き込むことで非常にわかりやすい。識別や難しいとされるメスや小型オスの識別もこれさえ読めばバッチリだ。

増捕改訂版となり,南西諸島などの離島のクワガタの解説も大幅にパワーアップしているし,採集に役立つ植物図鑑まで収録されている。また近年問題となっている外来生物としてのクワガタに関するコラムもあり,コンパクトながら,その内容の濃さは大型図鑑に匹敵する。クワガタのことを知りたいと思うなら,持っておいて絶対に損はさせない1冊だ。

128ページ/1,980円(税込み)


セミハンドブック

「セミの鳴き声は聞こえるけど、種類がわからない…」「抜け殻を拾ったけど、どうやって調べればいいんだろう?」 そんな疑問にもしっかり応えるのがこの『セミハンドブック』。

セミに魅了された著者が長年日本各地のセミを追い求めて撮影し、鳴き声の録音方法にもこだわり制作。日本のセミほぼ全種を見やすい白背景写真と野生の自然な姿で紹介し、鳴き声は二次元バーコードからすぐに聞くことができる。また、ぬけがらや生息地、鳴き声の擬音(ミンミンミン〜)からも調べることができ、ポケットに入るサイズなので持ち運びも楽ちん。セミの入門書としても、外に持っていく実用図鑑としてもおすすめ。
セミハンドブックの更に詳しい紹介はこちら!

112ページ/1,760円(税込み)


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