ブンイチ(文一総合出版)
鳥と花とのふれあいを楽しむテーマパーク、掛川花鳥園の鳥たちについて、飼育スタッフが愛情たっぷりにディープな実験をしてみたり、楽しい自由研究をした記録のまとめです。ハシビロコウやへビクイワシ、ペンギンや細くなることで有名なコノハズクなど、人気者大集合!
バードウォッチング専門誌「BIRDER」の最新号の見どころをpick up!
ブンイチが協力、協賛している書店のフェアや博物館のイベント、著者イベント、オリジナルグッズなどを紹介します。
図鑑や読み物、児童書など、ブンイチから発売した新刊案内をまとめました。
写真家・北中康文が3年半を費やし、日本全国109一級河川を空と地上から取材。まもなく『日本の川〜東日本編・西日本編』の2分冊として刊行されます。出版に先立ち、著者本人が実感した日本の川の魅力や、取材先での経験談などをシリーズでお届けします。全6回。
Author:北中康文(自然写真家) いよいよ今回で最終回。あっという間に時間が過ぎてしまった。何をテーマにしようか悩んだ挙句、心がふるえた瞬間をピックアップすることにした。3年半におよんだ日本の川取材の中で、忘れることができないシーンを写真とともにお届けしたい。先月発売された『日本の川』に掲載されなかったショットも登場する。それがどれなのかは内緒。連載の締めくくりにふさわしくなるよう、さあ、気合を入れてラストスパート!! (1)田園地帯の三日月湖・石狩川(北海道)
キツネは古今東西、あらゆる物語に登場します。日本では、童話「ごんぎつね」(新美南吉/作)が有名ですね。私は小学校の国語の授業で読んだ記憶があります。兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずら心から奪ってしまったキツネのごん。その後、兵十の母が亡くなり、罪悪感を覚えたごんは、食べ物をとっては兵十の家にこっそりと届けていました。しかし兵十はそれに気づかず、ごんがいたずらに来たと思って撃ってしまいます。哀しい物語ですが、昔から私たちの近くにキツネがいたことが伝わってきます。
5〜6月は、真夏ほど暑くなく、いろんな虫を観察するのにぴったりのシーズン。この時期におすすめしたいのが、「手すりの虫観察」です。 手すり観察の長所はなんといっても、虫を探しやすいこと。歩きながら、目線の高さにある手すりをチェックするだけでOK。 そんな手すりで虫を探すコツを、『手すりの虫観察ガイド』の著者・とよさきかんじさんと、図鑑『ハエトリグモハンドブック 増補改訂版』の著者・須黒達巳さんに紹介してもらいます! ※本記事は2019年に取材・作成したものを一部改変してい
花と鳥とのふれあいが楽しめるテーマパーク、掛川花鳥園のスタッフによる、園内の鳥たちのディープな情報や楽しい実験をスタッフブログから集めたよりぬき連載。 卵。 それは命の源。 掛川花鳥園では、さまざまな鳥の繁殖にも取り組んでいます。今回は、卵と孵化について紹介します。 孵化までの道のり 当園では、親鳥に抱卵を任せることもありますが、さまざまな事情で卵を回収して孵卵器で孵化に取り組むことがあります。このとき、温度や湿度の管理に加えて「転卵」をする必要があります。 転卵とは
特集【ムシクイ類完全攻略ガイド】ムシクイの見分けは難しい 「“ムシクイ”をやりましょう……」 BIRDERの特集内容を決める会議の場に緊張が走る──。(いいんですか?)(鳥の初心者がついてきてくれますか?)(ムシクイって禁忌じゃないんですね!)そんな心の声があちこちから聞こえる……。それでも、BIRDERがやらねば誰がやるというのか…!そんな不安と懸念(と多少のいざこざ)を乗り越え、2011年3月号以来,本当に久しぶりの「ムシクイ」特集です。 「ムシクイ」の仲間たちは「見
来年発行される五〇〇〇円札の裏面に、フジの絵が採用されているのをご存じでしょうか? それに合わせて、身近でフジを楽しんでみませんか? フジは咲かせるのが難しい花木と言われているそうですが、そこは日本在来の植物。じょうずに管理すれば、藤棚がなくても、鉢植えでも、立派な花をつけてくれます。コツは一つ、水を絶やさないこと! 実践から生まれた咲かせるノウハウから、文化史、一度は訪れたい名所をまとめた単行本『都会にフジを咲かせましょう』の概要を紹介する展示会が、東京都内の書店で開
文一総合出版も参加する、期間限定の謝恩価格本フェアが本日より開催です。 参加出版社が各自社書籍を選書し、期間限定の特別価格で販売を行うフェアです。フェア終了後には出品書籍の多くが定価販売に戻ります。書店の棚にない本、全集、稀少本等多数出品。この機会にぜひご購入ください。 第39回 出版社共同企画「期間限定 謝恩価格本フェア」期 間 2023年5月10日㈬ 12:00より 2023年7月10日㈪ 12:00まで サイト名 バーゲンブック.jp 販売価格 本体価格の4
栃木県宇都宮市のGalleryHANNAにて、世界二大ネイチャーフォト・コンテスト日本人初制覇フォトグラファー・福田俊司氏の新刊写真集「BEARS」(文一総合出版刊)を記念した写真展が開催されます。この機会にぜひご来場ください。 BEARS 福田俊司 写真展2023年5月6日㈯〜12日㈮ GalleryHANNA(栃木県宇都宮市松が峰2-7-17) http://galleryhanna.com/webexhibition/ トークイベント 会期中は会場でトークイベント
Author:北中康文(自然写真家) 水の惑星と呼ばれる地球には、約13億8,000万㎦の水がある。これを立方体に閉じ込めるとその一辺は約1,100km(東京〜稚内の距離)と、意外に小さい。このうち海水が97%、淡水は3%。しかも、淡水の99%以上を南極の氷や陸地の地下水が占める。人や生き物が使える地表水(川や湖)は、全体の0.01%ほど。さらに、川に限定すると湖の1/80程度しかない。これは大気中の水(水蒸気)よりも少ない。つまり、川の水は地球全体からみると極々微量なの
神戸宇孝 個展『スケッチブックの中の鳥たち』(〜6月18日)月刊誌BIRDERの人気連載「BIRD CHALLENGE by Jizz」でもおなじみの野鳥画家・神戸宇孝さんの個展。 会場 知床羅臼ビジターセンター 特別展示室 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町6-27 期間 開催中~2023年6月18日㈰ (月曜休館) 時間 9:00~17:00 菅原貴徳『旅に出たくなる野鳥写真展』(〜6月4日)月刊誌BIRDERの表紙や巻頭グラビアなどでもおなじみの野鳥写真家・菅原貴徳さ
Author:北中康文(自然写真家) 日本列島には多くの火山がそびえ、随所に温泉が湧く。その熱源は、一般的に火山の地下のマグマである。太平洋プレートやフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込み、地下深部で高温高圧となってマグマを生み出すからだ。その結果、北海道から九州にかけて多くの火山が分布する。時には災害をもたらすこともあるが、火山は温泉という恵みを提供してくれる。今回の川旅でも、行く先々で火山や温泉に出合った。それは、地球のホットスポットともいえるだろう。
2023年3月に行われた『花粉ハンドブック』刊行オンライントークイベント。その中で、花粉博士が紹介した衝撃の試算…それが「1年で飛んでいるスギ花粉の量」。日本人は、いったいどれくらいの量のスギ花粉にさらされているのか、みなさんも気になりませんか? 先に結果からお伝えすると、「2.664垓(がい)粒」 だそうなのですが…途方もない数字すぎる!! いったいどういうことなのか、トークイベントの内容をもとに花粉博士の日下石 碧さんが解説します。 4月に入りスギ花粉の飛散が落ち着い
Author:髙野丈(編集部) 「図鑑がないなら、自分で作ればよい」発明家か新進気鋭の起業家のような発想で、ヨモギだけの図鑑を出版するという企画を考えたのは山下智道さん。「ハーブ王子」とも呼ばれ、人気の野草研究家だ。 山下さんから企画が持ち込まれたとき、わたしはヨモギにいくつもの種類があることを知って驚いた。過去に野草図鑑を編集したことがあるが、掲載したヨモギは「ヨモギ」一種だった。それはともかく、ただでさえ本が売れない時代に、はたしてヨモギ類だけの図鑑が売れるだろうか。
花と鳥とのふれあいが楽しめるテーマパーク、掛川花鳥園のスタッフによる、園内の鳥たちのディープな情報や楽しい実験をスタッフブログから集めたよりぬき連載。 当園の隠れた人気者、イワシャコ。まん丸な体形で、集まって眠る姿がなんともかわいく、SNSで評判を呼び、ぬいぐるみが作られたりと、一般知名度は低いものの当園ではこの鳥 目当てに訪れる人もいるほどになりました。そんなイワシャコの孵化から成長、若鳥たちの初々しい様子をまとめました! イワシャコとは イワシャコはキジ科の鳥で、ユ
Author:北中康文(自然写真家) (1)アオハダトンボの交尾態・那珂川(栃木県) 季節は6月下旬。場所は那珂川右岸の河川敷公園。本流から引き込まれた小川が流れ、そばには木道が設けられていた。散策のできるビオトープ的環境といえるだろうか。僕は一眼レフに2×テレコンを介して105mmマクロレンズを装着していた。 たまたま通りかかった水辺の草に、ひらひらと飛んできたトンボのペアを見つけた。低姿勢でゆっくり近づき、中腰のままファインダーにそのペアをとらえた。アオハダトンボの交
特集【鳥の鳴き声聞き分け講座】さえずりの聞き分けに役立つ 覚えておきたい「声のモノサシ鳥」 バードウォッチャーはどうして鳥をたくさん見つけられるのか,それは目(姿)ではなく,耳(声)で探しているからです。声を知れば鳥の居場所や種類だけでなく,鳴いている鳥が何をしているのかまでわかることもあります。とはいえ「声を覚えるのは苦手」というバードウォッチャーも少なくありません。そこで,鳥の声を4パターンの「声のモノサシ(物差し)鳥」として分けて,覚える基準にしてもらおうというのがこ