ブンイチ(文一総合出版)

自然と生きものの魅力と観察や撮影の楽しさを、本を通して伝えるブンイチ(文一総合出版)。…

ブンイチ(文一総合出版)

自然と生きものの魅力と観察や撮影の楽しさを、本を通して伝えるブンイチ(文一総合出版)。生きものについてのさまざまな話題はもちろん、取材・編集・印刷など本づくりにまつわるエピソードも発信します。毎週ほぼ月曜更新。新刊情報はこちら→https://www.bun-ichi.co.jp

マガジン

  • 掛川花鳥園スタッフのゆるゆる自由研究

    鳥と花とのふれあいを楽しむテーマパーク、掛川花鳥園の鳥たちについて、飼育スタッフが愛情たっぷりにディープな実験をしてみたり、楽しい自由研究をした記録のまとめです。ハシビロコウやへビクイワシ、ペンギンや細くなることで有名なコノハズクなど、人気者大集合!

  • ブンイチ 新刊案内

    図鑑や読み物、児童書など、ブンイチから発売した新刊案内をまとめました。

  • 今月のBIRDER

    バードウォッチング専門誌「BIRDER」の最新号の見どころをpick up!

  • ブンイチTopics

    ブンイチが協力、協賛している書店のフェアや博物館のイベント、著者イベント、オリジナルグッズなどを紹介します。

  • ブンイチの図鑑

    季節ごとにおすすめの図鑑をピックアップ。制作時のこだわりや編集裏話を紹介します。編集スタッフが、実際にフィールドで“使ってみた”記事も公開!

最近の記事

掛川花鳥園スタッフのゆるゆる自由研究 【ペンギンのレアな姿】

花と鳥とのふれあいが楽しめるテーマパーク、掛川花鳥園のスタッフによる、園内の鳥たちのディープな情報や楽しい実験をスタッフブログから集めたよりぬき連載。今回は「ペンギンのレアな姿」に注目! 暑い! 7月に入って早々に猛暑が続いていますが,いかがお過ごしでしょうか。 今回は涼しげに、ペンギンをテーマにしたいと思います。 ペンギンといえば白黒のちょっともちもちしつつも流線形の姿を思い浮かべると思いますが,期間限定でレアな姿を見られます。どんな姿かというと…… この姿です。 ち

    • 使ってみよう!『日本の昆虫1900』〜実践編〜

      Author:槐 真史(あつぎ郷土博物館学芸員)  日本の昆虫は約3万1千種もいて、どれがどれだか迷うばかり。「混虫(こんちゅう」という漢字がしっくりする生きものだなと、僕は思っています。でも、見るべきポイントを知って接するだけで、ドンドン昆虫との距離感が縮まり、あなたの昆活ライフ(※)が充実するはずです。大幅リニューアルを果たした『ポケット図鑑日本の昆虫1900(以下、昆虫1900)』で「混虫」から「昆虫」に意識をリセットするところから始めてみましょう。  (※)昆虫と主

      • BIRDER8月号の見どころ

        その前に! ただいまBIRDERでは、「お食事中のカラ類」、「ご当地のカラ類混群メンバー」のお写真を大募集中です! 木の実やイモムシなど定番のもののほかにも、珍しいものを食べているカラ類の写真や、北は北海道から南は沖縄まで、日本全国のカラ類の混群メンバーの写真を大募集中です。珍しいものを食べていなくても、珍しいメンバーの混群でなくても差し支えございません。 「お食事中のカラ類」の写真募集では、掲載された方には些少ですが謝礼をお支払いいたします。 上のページ下部「応募先」を参

        • ビーチコーミング小事典で、海の漂着物がわかる!

          海辺を歩いていて、貝殻や美しい色合いのビーチグラスを拾ったことがある方は多いと思います。では、クジラの骨はどうでしょう? サメの歯の化石は? 江戸時代の陶器、異国のライター、謎のガラス浮きは? 今挙げたのはほんの一例ですが、海で見られる漂着物は多岐にわたり、時空や国境を超えて海辺にたどり着いています。 そんな漂着物をなんと300種類も集め、来歴や何の仲間かを調べることのできる『ビーチコーミング小事典』が2024年7月に発売となりました! そこで、この記事では『ビーチコーミン

        掛川花鳥園スタッフのゆるゆる自由研究 【ペンギンのレアな姿】

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        記事

          海の生き物が魅せる“愛の流儀”とは?

          Author:阿部秀樹(写真家) 【新たな試みの生態本】 2024年4月に発売された書籍『海の生き物が魅せる愛の流儀』。この本は海中生物38種の生態を究明・紹介した本である。 生態の本というと、研究対象としての参考書や一部の愛好者の本を思い浮かべるかもしれない。そして、その内容は論文に出てくるような専門用語の羅列であったり、学術的であったり、と頭に浮かぶのではないだろうか。 だが、この本はちょっと異色、日々繰り返される生態行動というノンフィクションではあるが、そのノンフィ

          海の生き物が魅せる“愛の流儀”とは?

          7月開催のブンイチ関連イベントまとめ

          わくわく野鳥博(7/3〜)野鳥作家の作品を集めた「野鳥グッズ」や全国の野鳥寒冷施設のパンフレットが入手できる「全国とりマップ&パンフレットバイキング」など、鳥好きにはたまらない7日間。日本野鳥の会会長・上田恵介氏や、月刊BIRDER本誌でもおなじみの野鳥写真家・大橋弘一氏などのミニ講座(トークショー)も開催されます。入場無料。 近鉄百貨店本店(大阪・あべのハルカス)「わくわく野鳥博」 期間 2024年7月3日㈬~9日㈫ 時間 10:00~20:00(初日13:00から、

          7月開催のブンイチ関連イベントまとめ

          7月開催のブンイチ主催オンラインイベントのお知らせ

          文一総合出版では、新刊の刊行にあわせ著者によるオンライントークイベントを開催しております。詳細・お申込はPeatixで。 漂着物を知れば、海辺が100倍楽しくなる!(7/5)2024年7月5日㈮発売の新刊【ビーチコーミング小事典】の刊行記念オンライントークイベント。 日程 2024年7月5日㈮ 時間 19:00 〜 20:30 講師 林 重雄(漂着物学会員) 定員 450人(先着順・無料)、参加費無料 主催 株式会社文一総合出版 ハエの仲間たちを語る!(7/19)202

          7月開催のブンイチ主催オンラインイベントのお知らせ

          本日発売!種数増だけじゃない「新日本の昆虫1900」のこだわりポイント

           自分はふだん野鳥雑誌BIRDERの編集者をしています。趣味はバードウォッチングで、昆虫は小学生のころにカブトムシを育てるくらいのことはしたし、今も大人気ゲーム「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」の虫図鑑をコンプリートする程度には好きですが、特に詳しいというわけではありません。そんな自分が前身の『日本の昆虫1400(以下、1400)』から今回の『新日本の昆虫1900(以下、1900)』を担当する中で、虫を見る目は大きく変わり、目の前の昆虫にかなり意識を向けるようになりました。

          本日発売!種数増だけじゃない「新日本の昆虫1900」のこだわりポイント

          昆虫写真家と一緒に楽しむ、食草からの昆虫探し

          Author:髙野丈(編集部) ずっと憧れだったお目当ての鳥を探して駆け引きし、仕留める(撮る)。思いがけず、珍しい変形菌を見つけて歓声を上げる。なぜ、探索と発見はこんなにも楽しく、気持ちいいのでしょう。狩猟本能がDNAに刻まれているから? そんな生きもの探索好きの私にとって、とても興味深かったテーマが編集を担当した『昆虫と食草ハンドブック』。編集を終えてから、手がかりとなる食草からお目当ての昆虫を見つけるという探索をフィールドで実践してみたいと考えるのに、そう時間はかかりま

          昆虫写真家と一緒に楽しむ、食草からの昆虫探し

          『昆虫と食草ハンドブック』オンライントークで未回答の質疑応答をすべて掲載

          Author:髙野丈(編集部) 『昆虫と食草ハンドブック』の出版を記念して、著者の森上信夫さん(昆虫写真家)と林将之さん(植物図鑑作家)に、昆虫と植物の魅力をたっぷり語っていただくオンライントーク「昆虫写真家と植物図鑑作家が語る 昆虫と食草の深ーいい関係」を開催しました。文一総合出版のYouTubeチャンネルでは、6月14日に開催したこのトークのアーカイブ動画を公開しています。まだ視聴していない方も、もう一度観たい方も、どなたでもご覧になれます。 そして今回、森上さんと林さ

          『昆虫と食草ハンドブック』オンライントークで未回答の質疑応答をすべて掲載

          福田幸広写真展「Life」動物たちの生きた証(6/25〜)

          PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION展『「Life」動物たちの生きた証』by 福田幸広文一総合出版より好評発売中の写真絵本「命のつながり2 仲間と暮らすニホンザル」の著者、写真家・福田幸広さんの写真展。 日程 2024年6月25日㈫〜6月30日㈰ 入場無料 時間 10:00〜19:00(最終日は17:00まで) 会場 NineGallery(東京都港区北青山 2-10-22 谷・荒井ビル1F) 作家在廊日:全日 ※予定になく変更する場合あり。

          福田幸広写真展「Life」動物たちの生きた証(6/25〜)

          いわさゆうこ絵本原画展「生きている野菜 森のおくりもの」(6/22〜)

          いわさゆうこ絵本原画展「生きている野菜 森のおくりもの」(6/22〜)文一総合出版の人気書籍【ドングリハンドブック】や【おちばのほん】【はっぱのほん】の著者、絵本作家・いわさゆうこさんの絵本原画展。 期間 2024年6月22日㈯〜7月21日㈰ 時間 10:00〜17:00(入館受付は16:30まで) 会場 アンフォルメル中川村美術館(長野県上伊那郡中川村大草2124) 休館 祝日を除く火・水曜日 料金 一般400円、高校生以下無料、団体割引あり コラボテーマ展示「いわさ

          いわさゆうこ絵本原画展「生きている野菜 森のおくりもの」(6/22〜)

          約400種も載っているハエの仲間オンリーの図鑑、ハエハンドブックとは

          みなさん。突然ですが、「ハエ」の仲間のこと、どれくらい知っていますか? 「コバエのこと?」「ハエって何種類かしかいないんじゃないの?」という方もいるかもしれません。 それもそのはず、じつは虫好きの間でさえ「ハエの種類はわからない」「なかなか調べられない」という人もいるほど、身近でありながら意外と種類が見分けられていない虫なのです。 その理由の一つとして、ハエの仲間を調べるための手軽な書籍がなく、調べるとしても専門的な論文・文献、分厚く高額な生物図鑑といった、一般の人が手に

          約400種も載っているハエの仲間オンリーの図鑑、ハエハンドブックとは

          掛川花鳥園スタッフのゆるゆる自由研究 【夜の花鳥園 in 温室】

          花と鳥とのふれあいが楽しめるテーマパーク、掛川花鳥園のスタッフによる、園内の鳥たちのディープな情報や楽しい実験をスタッフブログから集めたよりぬき連載。今回は「鳥たちの夜の過ごし方」に注目! 「花鳥園の鳥たちは夜どうしてるの?」 お客さんから,時々鳥たちが夜どうしているのか聞かれることがあります。そんなときの飼育員の答えは「このまま!」です。 エリアごとに放し飼いの鳥たちは特にケージに入れるわけでもなく、各々思い思いの場所で過ごし、眠りにつくのです。 今回は閉園後の温室の

          掛川花鳥園スタッフのゆるゆる自由研究 【夜の花鳥園 in 温室】

          BIRDER7月号の見どころ

          特集【鳥見力アップの良書たち 人生を変える鳥の本】私の鳥見人生を変えた1冊 みなさんには、「鳥見人生を変えた」本はありますか?本特集では、シジュウカラ語の研究で知られる鈴木俊貴氏、カラスについてのユーモアあふれる数々の著書でおなじみの松原始さんをはじめとする、野鳥業界人9名の「鳥見人生を変えた一冊」を紹介します。もうすぐ暑い夏、鳥見に行けない日は著名人たちの鳥見人生を変えた本を読んだり、書店に出かけてみたりしてはいかがでしょう。まだ鳥見人生を変える本に出会っていない人も、も

          自然観察の楽しさが倍増する二刀流図鑑

          Author:髙野丈(編集部) 野外で昆虫を探すとき、何を手がかりにしていますか。多くの虫は樹木や草の葉を食べますから、葉っぱを見ていけば、いろいろ見つかるでしょう。でも、お目当ての虫を見つけたいと思うなら、あてもなくやみくもに探しても、なかなか出会えないのではないでしょうか。お目当ての虫を狙って見つける……その手がかりとなるのが食草です。 決め手は食草 アゲハチョウのなかまならミカンやサンショウが、オオムラサキやゴマダラチョウならエノキが、幼虫が食べる植物=食草です。ど

          自然観察の楽しさが倍増する二刀流図鑑